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_172.ドーム ページ1

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"防弾少年団、初のドーム公演"

どうやら私たちはここまで上がって来れたらしい



発表された時も、打ち合わせを開始した時も
今こうして現地でリハーサルを通していてもずっと夢見心地

メイキング用のカメラなのか回っているけれど、昔の思い出話くらいしたって怒られないよね


『オッパ』

YG『なんだ』

『私、幼少期にダンススクール通ってたじゃないですか』

YG『あぁ』

『大阪でね、複合イベントがここであって』

『特設の小さいステージに立って踊ったんです。人前出るの嫌でずっとぐずってたのに』

YG『お前らしいな』

『でしょう?なのに今じゃドーム公演ですよ。不思議だな』


この会場がARMYで埋まるなんて、まるで嘘みたい
いつも感謝でいっぱいだ


HS『ヘマすんなよ〜』

『うわっ』


後ろから髪をクシャクシャにしてきたのはホビオッパ
カメラもあるのになんとも珍しい


『オッパ、フラグ立てないでください』

HS『あ、確かに笑笑』

YG『これでBLOSSOMが転けたりしたらホビのせいだな』

『フラグ回収系アイドルなので』

HS『そんなコンセプト初めて聞いたわ』


はいはいと誤魔化されるしユンギオッパもハハハなんて笑って去って行った


『ARMY、見ました?』

『スタッフさん、今日は私をよく撮ってくださいね。たぶんどこかでコケます』


カメラさんまで思わずニコニコと笑っていて、平和なもんだと開き直ることにした

だというのに後ろから迫る気配を感じる


JM『なに言ってんの』

『ドームのコンセプト』


パク・ジミンだ。このオッパも私を弄ってくる人
しかもその後ろにはジョングクまでいる。オワタ


JM『ARMY、とうとうBLOSSOMの頭がおかしくなりました』

JK『今更ですか?』

『お前、裏来い』

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作者名:ring | 作成日時:2023年10月15日 1時

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