Dear my girl (ページ8)

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加入はしたくない。あまりにもリスキーだし…
黙り込むもののPDさんの目線がとっても痛い

＿『そういえば、学校行ってないんだって？』

なんでこのタイミングで学校の話？
そもそもなんでこんな練習生の学校事情まで知ってるの？

＿『学校が全てではないが、大切な所だよ』

そんな当たり前のこと、頭では分かってるつもりだけど気が重くてなかなか行く気になれない。

日本人学校だけど、練習生であることを僻まれることがある有名な事務所じゃないくせにとも言われた。

その通りだし、KPOPスターになりたくて入ったわけでもないので口も謹んで欲しい

きっと学校の空気感が私に合わない。
それに比べてここは練習量と結果こそが全てで楽だし、オンニがいるから好き。

なのに、学校に行けと言われるわ仲良くなれたオンニと離れて紅一点になれって…

『テストは受けてますし点数も取ってます。社交性はここで築いてます。ダメですか…？』

＿『はぁ、親御さんを心配させちゃダメだぞ』

『はい』

不登校を注意されて気まずい。
PDさんの溜息が聞こえて冷や汗が出る。

答え間違えたかな、弱みを握られた？

＿『…あのチームに張れる実力を君は持ってるんだ。防弾少年団に加入してスキルを磨くってのはどうだい？』

＿『より社交性も得れるだろうしな』

"加入すれば登校の件も目を瞑ろう"

そんなことまで言い出す。そこまでしてなんで加入させようとするの？真逆のコンセプトで紅一点だなんて…

今まで事務所に指定されたコンセプトはなんだったんだ。
不安がないわけがない。怖い。

でも、

『精一杯頑張ります』

断ればオンニとの話を取り消されるかもしれない。
この事務所ならやりかねない。

それに、やってみて無理なら事務所も諦めるはずだしこの経験を経てオンニに何か貢献できるかもしれないんだから