Dear my girl (ページ47)

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_45.和解ページ47

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今でもあのおじさんが触れてきた箇所が気持ち悪い
だからといってどうすることも出来ないけども

事務所の大人達は対応に追われ、メンバーもそれぞれ聞き取りされてるのか分からないが別室で待機中だろう。

ほんとあの時ジミンさんが来なかったら気持ち悪いどころではなかった。九死に一生ってこういうことを言うんだろうな

『ジミンさん、ありがとうございました』

JM『A、』

「は、はい！」

彼はやけに真剣な顔をして私を見ていた。

今この空間にはジミンさんと私しかいない。きっとユンギオッパが機会を作ってくれたんだろうな

にしても久しぶりだ、目が合うの。テテオッパ主催の交流会以来かも

JM『俺…練習生のとき君は勇気を出して言ってくれたのに何も言わず逃げ出してごめん』

JM『散々行動に移さなかった俺が言うのもなんだけど…』

「あぁ…」

なんだ、ジミンさん気にしてくれてたんだ。

JM『ただの固定概念というか、俺の勝手な気持ちで君を傷つけるようなことして本当にごめんなさい』

「…………」

ジミンさんは頑固な人で、まっすぐだからまさか私なんかに頭を下げてまで謝ってくれるとは思わなくてびっくりする

『ジミンさんがあの時なんで出ていったのかあえて聞かないけれど、でも、今回助けてくれました』

『私なんかのために、怖かったから感謝してます』

JM『……』

『あの行動に嘘は無いと信じてもいいですか？』

ぽつぽつと言葉に出せば彼はゆっくりと顔を上げて、少し驚いたような目をして私を見る

JM『もちろんだよ。Aも大切なメンバーだから』

『私、子どもだからジミンさんのこと信じますよ』

JM『子どもじゃないよ、Aは誰よりも大人だ。こんな俺だけど君に頼ってもらえる人間になれるよう努力するよ』

なんだよ、どんな反応すればいいのか分からなくなるじゃないか。皆私を子ども扱いするのがベターなのに…

『ジミンさん、本当にありがとうございます』

手を差し出せば彼は優しく握ってくれた。