Dear my girl (ページ36)

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_34.片割れページ36

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JKside
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"彼女は自信がないんだよ。"
"あんなにも完璧なパフォーマンスなのに"

"彼女があんなにも自己嫌悪なのは周りにいる大人のせいだ"

"どうにかしてやりたい"

"本当に女性チームやソロでなくていいのか"

"紅一点でデビューって本気か？"

"資金がないから特殊な形でのデビューでしか表に出してやれない"

JK『……………』

事務所の人に用件があると言われたのが気になって、呼ぶと言われてたのに待てず向かった。

あの時おとなしくヒョンたちのいうことを聞いてちゃんと待っとけば良かったかも。

そしたらこんな事務所の人たちの会議内容を聞いて悲しくもならなかったのに。

きっとAのことで話してるんだ。
紅一点は彼女しかいないから。

なんか、勝手ながら気まずくなる。

『ね〜、そこまで悩むならクビにすれば良かったのにね』

JK『ばっ！！？？！え、あ！！？』

『心配してくれてありがと』

突如現れた友人に心臓はバクバク
まじ死ぬかと思った…

当の本人は怖いぐらいニコニコと平然としているけど、クビにすれば良かったのにという発言からして事務所の人たちの会話を彼女はしっかり聞いてたんだと思う…

JK『てか、何言うてんの、、』

『だってそうじゃん』

JK『Aもおらな意味ないのに』

『…でも、あれが事務所の本音だよ。』

なんでAはこんなに大人っぽいんだろう。
本当に俺と同い年なのかいつも不思議に思う。

よりによって今回のこの話題だって、俺が言われてたらめっちゃ愚図る自信しかないのに

JK『なに、言って……』

『日本人でしかも女を一人入れたグループに事務所の命運をかけるのかって』

『そこまでしてササクラAが大切なのかって。』

『その通りだよ』

いつもなら彼女の発言は正しいことも多ければ、共感も多い。だけどこれだけは絶対認めれない。認めてなんかやんない。

『私のせいで防弾少年団のデビューが遅れてるんだ』

お前のせいなんてことあってたまるか

だから俺はお前が強がってそんな悲しいことをつらつらと言わないで欲しかったんだ。