Dear my girl (ページ15)

今日:91 hit、昨日:120 hit、合計:146,528 hit

_15 ページ15

＿『そういやホソク最近どうなのよ』

HS『なにが？』

＿『彼女だよ、彼女！』

思わぬ話の展開にむせ返りそうになる。
誰だ、こんな振りしたやつ

YG『お前らなぁ…』

『ラブラブですか～？』

YG『A』

苦手なら言わず、触れなきゃいいのに
なんでお前は無理して聞いてんだよ

HS『まー、それなりに？笑』

『私も恋したいです！』

＿『Aは俺たちのアイドルなんだからそんなこと言わないでくれー！！』

周りのオッパたちに囲まれなんとか笑えてるガキが、無理してこんなとこ来たらダメなんだよ

YG『바보야바보야(バカ)』

『なんでバカですか』

YG『間違ってないだろ』

ただ、少しでも片思い相手の姿をひと目でも見たいため。そう言ってるようなもんだ。

YG『あいつって罪な奴だな～…』

『ホビオッパは凄いんですから！』

Aの気持ちを知ってるのも俺だけ。
ホソクは推しだとか言ってるが、憧れなのに間違いはないと思う。

別にうちの事務所は恋愛禁止でもないけど、他の練習生よりも特別扱いなコイツは上の人間に何言われるか分からん

大前提に相手は彼女持ち。気を使ってんだか…

それでも、時間は過ぎてくのであって。

定期的に行われ練習生なら誰もが通る月末評価がまたやってきた。
どうやらアヤはまたも女性練習生で総合評価１位をとったらしい。

『だてに長いことダンスも歌もしてませんよ』

いつものことだし、俺も別に気にしてなかった。
むしろ頑張ってるのを知ってるから皆褒めてた。

なのに、、このときだけ俺は愚かだった
ずっと疲れ切っててプライベートでの悩みは尽きず増えていき抱えきれなくなってた時だった。

そんな時でも宿舎にAはまたやって来て、
なんでこの日に限って誰もいなかったのか。。

YG『天性の才能だもんな？』

『オッパ…？』

YG『お前はなんでも出来る人間だから』

『どうしたの、、』

YG『つか他にもそんな人間いるのになんでお前なんだよ』

『え、』

YG『どうせ物珍しい日本人練習生だからだろ』

思ってもないことを口に出して、気付いたころにはもう遅い。

寝不足だったから、思い詰めることがあったから、そんなの理由にもならない

YG『あ、A… Aごめんそんなつもりじゃ、』

何を言ったって取り返しなんてつかない。

己の不安を大切な妹にぶつけるだなんて