Dear my girl (ページ14)

今日:134 hit、昨日:120 hit、合計:146,571 hit

_14 ページ14

YG side

Aが倒れたあの日から数日経ち、こいつの本名も防弾少年団のメンバーだというのもすっかり定着した。
まじで最初の抵抗が嘘だというくらい当たり前の存在となった彼女。

気付けば男女別の宿舎だというのに普通に遊びに来る。

＿『スラッグよりも先に単語覚えなきゃリリックなんて夢のまた夢だぞ笑笑』

『わー、意地悪ですね』

YG『Aまた来てんの』

『ダメですか？』

YG『ここ男性専用宿舎なんだからダメに決まってんだろ』

韓国語の勉強とか言って。
そもそも、コイツは韓国語をほぼ話せてるから宿舎に来なくたって勉強は躓かずに出来るはず

でも周りの奴らも可愛い妹と和気あいあい出来るからって怒りもしないから、俺が間違ってんのか分からなくなる

＿『女子の練習ってどうなってんの』

『オッパ達と変わらないと思いますよ』

＿『へ～』

男性練習生のなかでも噂はされていたが、AはPDのお気に入りの存在なのも納得である才能と愛嬌。
日本にこんなバケモンがいてなにも目指してなかったなんて勿体無い。

そんなAが一番なついてるのは、、

＿『ユンギ～ Aは可愛いんだからいいじゃん』

YG『ダメだろ』

『えーー、オッパダメですか？』

YG『だめ』

自意識でなく、周りも納得の俺である。

俺もAのことを気付けば可愛がってる。
だからか、いろんなことを知ってる

Aがある人のことを好きなんだろうなってことも。

ここにいたって男の砦なんぞむさ苦しいだけだ。
ましてや何が起きるか分からないし、普通に男の恋バナというか彼女の話もする。

それでも来るんだ。苦しいのはお前なのに

『オッパは意地悪です』

YG『はいはい』

他のやつらと普通に話すくせに、
Aはホソクとだけ微妙な距離感がある。

いや、基本的に彼女持ちのそばは行かないのがAなりの気遣いなんだろう

恋なんてする暇なく相手がいない俺だと大丈夫と察したのだろう。距離感は比較的近い。

そのせいかホソクに相談されたことはここだけの話にしとこうと思う

YG『お前餌付けされてんの？』

『えづけ、？』

YG『あー、またお菓子貰ったのか？』

『あーー！貰いました！！このキャンディ美味しい！』

YG『お前、何やったんだよ』

＿『ん？のど飴だよ笑』

ほら、と見せられたのは本当にのど飴で安心。

HS『ヒョン大丈夫ですよ～！』

『괜찮아괜찮아(大丈夫)！！』

YG『はいはい』

ったく。

まじでAは呑気過ぎる。