第二話 ページ4
ハ「のーみそが変ですね「お黙り下僕」」
「ﾌﾞﾌｯ」
つい笑ってしまった…ヨナに怒られそうだ…
ヨ「兄上笑わないで！父上こいつ何とかして！従者のくせに態度でかすぎ！！」
そう言いながら茶やら湯呑みやら花瓶の花やらを投げるヨナ。
だめだ、笑い止まらない
「ふふwぐっwあっははははwww」
イ「まあまあ、ハクはお前の幼馴染だろう…Aは少し落ち着きなさい、発作が出るよ」
「ﾌﾞﾌｯwwwは、はーいwww」
父上に言われちゃしょうがない。
深呼吸しよう…でも笑ってしまうのは仕方ないと思う…
だってヨナが投げるもの全部ハクが真顔でキャッチするんだwww
無理だ、面白いwww←全然落ち着いてない
イ「ハクは18にして城でも指折りの将軍で護衛にもうってつけ…」
ヨ「そんなの知らない。護衛ならもっと可愛げのある人がいい」
父上に落ち着けと言われたため、大人しく二人の話を聞いていると、ふと思った。
スウォンが来るのはそろそろじゃないか？
スウォンは私の叔父であるユホン殿の息子だ。
だから…私たちの従兄弟だな。
……スウォンも、私にはない、ヨナのものとも違う王の器を持っている。
スウォンが皇太子になればいいのにな…
ハ「可愛いと言えば、いいんですか？可愛くしとかなくて。」
ハクの言葉にヨナが耳を傾ける。
ハ「お着きになったみたいですよ。スウォン様」
「あ、ほら、あそこ馬で走ってる」
それを聞くと、ヨナは焦ったように駆け出した。
ヨ「それを早く言いなさいっ！！！」
あーあー、ドタドタ言って…高華の姫としてもっと自覚を持って動かないと…おてんばも可愛いが一応姫なのに……
イ「スウォン？だから髪を気にしていたのか？彼はヨナの髪なんて今更だろうに。従兄弟なんだから」
ええ、父上。私もそう思いますとも。でもこればかりは…
ハ「乙女心ってやつなんじゃないですかｽﾞｽﾞｯ」
「ｺｸｺｸ」
ハクに同意します。あと何気に茶を飲むな。
ミ「イル陛下、政務が滞ってますよー」
「ミンス私にも茶をくれ」
ミ「わかりました」
今頃ヨナはスウォンと楽しく会話…してなさそうだな。
スウォンのことだ。ヨナをまた子供扱いして怒られてるんだろう…想像に難くない。
さて、そろそろヨナの誕生日だし、明日はこっそり城下で贈り物でも用意しようかな！
楽しみだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 103人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
