とぅる ページ4
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「 おはよう 」
髪をかきあげながらリビングに向かうと美味しそうなトーストの芳ばしい香りが鼻を掠める。
LN「 おそーい! 」
HN「 いや〜っ、今日も記録更新したよヒョン 」
仲睦まじく横に並ぶ味噌(とファンが呼んでいた気がする。)が微笑ましくてすっきり目が覚める。
「 やーごめんごめん。昨日も夜遅かったから 」
基本俺は日にちを跨いで活動する。特に次の日に予定がない日なんかは昼夜逆転が当たり前で、夜の街を謳歌しているのだ。
リビングを過ぎ、朝食を持ってくるべくキッチンに向かうとジョンインとスンミンが楽しそうに何かを作っているのが見え、Uターンする。
IN「 あ、ヒョン!ごめん、使うよね? 」
しかしジョンインに姿がバレてしまいUターン失敗。しかも、あちゃ〜と俯いていた顔を上げると、物凄い形相で此方を見つめるスンミンとご対面してしまった。
ん〜視線が突き刺さって痛い。
「 いやっ?2人が終わってからでいいぞ〜俺は朝シャンしてくるっ 」
スンミンの早く行けオーラに負けてそう言い捨て、風呂場に逃げる。
まあ、機嫌を悪くしてしまったのは俺だから仕方がないだろう。
風呂場に辿り着くとシャーッとシャワーの音が聞こえて一瞬立ち止まるが、誰だろうが気にしない俺はドアノブに手をかけ、一気に開ける。
BC「 っ?!?! 」
バンだったか。
バンは年齢に合わず純粋で照れ屋でcuteな部分が多い。だからこそ、いじめたくなる精神が沸き立ってしまう。
「 やーやー、久しぶりに一緒に入ろうバンよ! 」
BC「 ヒョン朝から酔ってる?!ちょっとほんとに脱い…っ?! 」
こういうときにアイドルの早着替えって役立つ。
素早く脱いで有無を言わさず浴室に入る。相変わらずバンは慣れてなくて、目を両手で隠している。
「 裸くらい何度も見たことあるだろー? 」
BC「 いやっ、そ、だけど、……みれ、ない…… 」
「 あ、ヒョンが背中流してやるよ 」
そう言ってゴシゴシタオルを手に取り、ボディソープをつけて背中を上下に擦る。
「 ほんとに、いい背中してんな〜 」
手を止め、ツーッと綺麗な背骨をなぞる。
何度も、何度も。
その度にバンの身体がピクピクしてて、本当に可愛い。
「 バン〜?流すよ〜? 」
そう言ってシャワーのお湯で流していく。
「 はい。洗い終わった 」
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Ako Daito(プロフ) - 続き楽しみにしています (2020年10月27日 16時) (レス) id: d708cdca8a (このIDを非表示/違反報告)
サクマ(プロフ) - パスワードを忘れてしまったので編集することができません!このアカウントで新しく作ったのでそっちに飛んでください! (2020年8月29日 23時) (レス) id: b209d87045 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サクマ | 作成日時:2020年4月19日 22時