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小鳥の囀りが聞こえて、目を覚ます。
窓を開けるだけで爽やかな風が流れてくる。
まだ昨日来たばかりだが、早速今日学校に行かなければならない。
学校、か。
私は昔から友達を作るのが苦手だった。
周りからはサバサバしている。
無愛想で話しかけずらい。
冷たい。
等と言われていたが、自分的には結構笑顔で対応していたつもりだったし、興味ないことでもすすめられたものは見るように頑張っていたつもりだった。
そう、全て"つもり"だっただけ。
鏡に映る自分を見つめながら、髪を梳かす。顔は病気かと思われるほど白く、何も塗る必要は無い。日焼け止めだけ軽く塗る。
昨日買ってきたシリアルに牛乳を入れて食べ、制服に身を包む。
食べ終わったら歯磨きをして、口にうっすら口紅をつけ、かき上げヘアーの根元にケープを振りかける。少しくらい暴れても乱れない髪を作る。
普通の女子高校生だったら化粧とかするのだろうが、私はしない。
別にモテたくもないし、女の子らしくいたいわけでもない。寧ろ、男に生まれたかった身だ。
バスケも、続けていたかった。
_____強い女でいたい。
ハッとして時計を見る。
そろそろ出ないと。
そう思ってカバンを手に取り、玄関に向かう。
きっとここなら、いい学校生活を送れる。
変わるんだ、A!!
ドアの鍵を閉め、少し早い足取りで学校へ向かった。
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花粉症の季節で死にそうなので更新遅くなります(´・_・`)
がんばります。
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遊ちゃん(プロフ) - 最高です!!!いつか短編集でスキズに〇〇してみた的なものも見てみたいです〜!!笑これからも更新楽しみに待っています (2020年9月12日 13時) (レス) id: fe8355afed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サクマ | 作成日時:2020年3月29日 7時