ファーストラブ。 (ページ17)

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この感情の名前を、俺は知っている。

恋だ。

完全に惚れた。

彼女と傍にいれるなら友達でのままいいと思っていたが俺にしか向けないあの明るい笑顔にどうも心を奪われてしまったらしい。

FX「おかえりチャンビン、？元気ない？」

浮かない顔をする俺に、わざわざ声をかけてくれるリクス。中々出来た友達である。

心配そうな表情を浮かべてくるから、頭をクシャッと撫でて、ニコッと笑ってみせる。

「いや……大丈夫。ありがとな」

HJ「あれは恋煩いですわよ奥様」

HN「ええ見るからに惚れ込んでいますわね」

奥のソファーでコントをしながら俺の心情をピンポイントで当ててくる2人に引き攣った苦笑いする。

「お前ら勝手に決めんな」

SM「この人でしょ？」

背後から現れたスンミンがカメラのデータを見せてきて、それに目を見開く。

「おまっ、これ、どこで！！」

SM「わかりやすーい」

ニヤニヤしながら奥のソファーに向かうスンミン。

なんてったって悪い奴らなんだ。

HJ「え、見せて」

HN「それ、噂の日本人転校生じゃん」

噂なのか？

あんまり有名になって欲しくないから、嫌だな……。

LN「へえ、かわいいじゃん？」

後ろからチラッとリノが見てきて、吃驚して噎せる。リノに狙われたら冗談じゃない。この愛されフェイスに勝てるはずがない。

HN「リノは保健室の先生でしょー？」

LN「まあね。俺は一途ですから～」

そうだった。リノはずっと前にアニ先生にノックアウトされたんだった。

ふぅ、と安心しつつ、でもAの好きな顔がリノとかヒョンジンとかリクスだったら……勝ち目はないだろう。ていうか、メンバー全員俺よりかっこいいからな……だから紹介したくない。

紹介してと言われる前に風呂いこ……。

風呂に向かって歩き出したらポン、と肩を叩かれて振り返る。

HN「紹介。してくれるよね？チャンビン♡ 」

ハニはこういう話に目がないのだった。

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更新してなくてごめんなさい！

課題で忙しいので遅いです。