欠陥 −case of yellow− ページ7
kj side
人の心を掴む系は佐久間くん、阿部ちゃん、めめ、ふっかさん…あと、ラウ…は、こっちかな。
戦う系が、俺と舘さんとしょっぴーとあと、照兄。
今日は照兄と2人でお仕事に向かってん。
「くそっ…たった2人に…！」
銃は持ってへんかったけど、それでも結構な人数がいて。
せやけど、なんか、ホンマに弱かった。
動きは単調で、突進してくるばっかりやったから、俺はくるって回って回避して、相手が体勢崩したところを狙って、なんの危険もなく倒していった。
照兄なんか、避けもせんとばったばったやで？
やのにもう敵さんは半分以上が倒れてて、残りもほとんど何もしてへんのにはぁはぁ言ってる。
iw「お前らが弱すぎんだよ。…ほら、向かってきてみろよ？」
「照兄？煽ったらあかんて」
「っ、のぉ！馬鹿にすんのも大概にしろよ！」
ほら、やっぱり。
なんでそんなにアホみたいな動きしかせぇへんの？
おんなじように、避け_____
iw「こーじ！」
「え、」
___られへんかった。
俺の正面から向かってきたんと別にもう1人、真後ろから俺を狙ってた人がいたらしい。
びっくりして後ろに気ぃ取られたら、前が疎かになるっていうな。
さすがに、前後は無理やって。
刺される、って、そう思った。
でも、その痛みはいつになってもこぉへんかった。
ゆっくりまぶたを上げると、俺の前には照兄が立ってて、赤く染まったナイフを持った1人を残してあとは倒れてた。
…一瞬やん、
…え？
でも、ナイフは、赤いで？
たった1人残されたカワイソウな男の人を見たら、なんか変なもんでも見るように怯えた目で、震えながら照兄を指差した。
「…な、なんで…なんでだ…！！…叫べよ！うずくまれよ！なんで…立ってるんだ！動けるんだ！？」
そこで、ようやく照兄のお腹らへんを見る。
俺の前におるから気づかへんかったけど、そこは服までじんわり赤く染まってて、コンクリの床にポタポタ赤い液体が落ちてた。
照兄はそれににやりと口角を上げる。
iw「俺に痛みなんて、存在しねぇんだよ」
「ば……ばけ、…っ、この…っ、化け物！…死ねっ、死ねっ、しねよぉっ！」
焦って投げられたナイフ。
すでに死んだ人のそれを手当り次第拾っては投げてる。
それを照兄は避けようともせぇへんかった。
たまに自分の体に刺さっても、掠っても。
平然と、そこに立ったままやった。
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かれん(プロフ) - 晦由さん» うわぁぁ、すみません!また設定ミスりました…あのページはもう少しあとのお話です。訂正させて頂きました。混乱させてしまって、本当にすみません!教えてくれてありがとうございました! (2020年12月5日 23時) (
レス) id: f582612e68 (このIDを非表示/違反報告)
晦由(プロフ) - 34ﾍﾟｰｼﾞ、多分違う話が入っていると思います…(？)意図的だったり私の気のせいだったらすみません。 (2020年12月5日 23時) (レス) id: c44f20117a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かれん | 作成日時：2020年11月23日 21時
