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そこは、とあるビルの上階。
特に誰にも知られない、ひっそりとした企業がそこに構えていた。
…というのはただのカモフラージュで。
そこにあるのはマフィアの下部組織のようなところ。
そこに現れたのは向井、それから岩本。
今日の目的は目黒の掴んだ情報をもとに依頼主が奇襲を掛け、その間に2人で頭を討つことなので、少人数で向かっていた。
kj「……でっかいビルやん…」
iw「そのうちの1階分だけだからな？」
kj「……そっか」
2人は真っ黒な服に身を包み、闇に紛れながらビル内に侵入していく。
目黒に聞いた情報から、迷うことも見つかることもなく、すぐに1番奥にある部屋にたどり着いた。
kj「……なぁんや、思ってたんとちゃうんやけど。なあ、照兄、チョロない?」
iw「…まあ、たしかにお粗末に思えるけど、目黒のおかげってことなんじゃねぇの」
kj「そか…せやな！すごいやろ、俺のめめ！」
iw「あー、すごいすごい」
kj「絶対思ってへんやん!」
頬を膨らませる向井を軽くあしらいながら、静かにそのドアを開けた。
鍵もなく、カチャリと小さく音を立てて開いた扉の向こう側には、数人の男と椅子に座る白い髭の老年の男がいた。
貫禄、なんて、どこにも無かった。
扉が開いた瞬間、動きをピタリと止めて、目を見開き、それから口を大きく開く。
しかしそれがビル内に響くことはなく、素早く閉じられた扉に跳ね返されて部屋の中で反響した。
事前に目黒から、防音対策はされていると、聞いていた。
2人は止まることなく、テキパキと自分の仕事をこなしていく。
岩本の強さはその身体能力にあるが、向井はそうではなかった。
人並み以上の身体能力にプラスして、武器の扱いがうまいことが向井の特徴。
武器がそこにあることで向井は真価を発揮する。
本日の相棒は使い慣れた手に馴染むハンドガン。
護衛らしき男たちが各々の武器を取り出す前に、その右手を撃ち抜いた。
更に銃で追撃し、岩本は向井により右手の動かない男の意識を殴る、蹴るなどの動作で沈めていく。
意識、または命まで刈り取られた男たちはドサドサと音を立てて呆気なく地面に倒れていく。
白目を剥いたり、血を流したりとその姿は様々だが、圧倒的な力の差があることだけは伝わってきた。
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かれん(プロフ) - 晦由さん» うわぁぁ、すみません!また設定ミスりました…あのページはもう少しあとのお話です。訂正させて頂きました。混乱させてしまって、本当にすみません!教えてくれてありがとうございました! (2020年12月5日 23時) (
レス) id: f582612e68 (このIDを非表示/違反報告)
晦由(プロフ) - 34ﾍﾟｰｼﾞ、多分違う話が入っていると思います…(？)意図的だったり私の気のせいだったらすみません。 (2020年12月5日 23時) (レス) id: c44f20117a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かれん | 作成日時：2020年11月23日 21時
