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no side

目黒は自らの服にかかった血を隠すかのように、黒い上着を羽織り、人のいない道を進んだ。
その時、脇から2人の男がひょっこりと現れ、目黒に寄ってきた。

「あの…俺ら、言われたことやったんで…」
「その…金、なんすけど」

それは彼女と出会うきっかけの、あの男たちだった。
両手を皿のようにして出して、ニヤニヤといやらしい笑みを浮かべる。

mg「…ああ、」

目黒は自らのふところをまさぐり、何かを掴んだ。
それに男たちは鼻の下を伸ばし、鼻息を荒くした。
しかしその顔はすぐに困惑に変わった。

目黒が取り出したのは少し赤の付いた、黒いモノ。
カチャリと音がして、男たちはぴたりと停止し、それから小さく叫び声をあげながら尻餅をつき、後ずさった。

mg「ご協力ありがとうございました」

そのまま、目黒は2度、銃爪を引いた。
赤い液体が飛び散って、額に穴の開いた2つの体が音を立てて崩れ落ち、それを見下げる目黒の目は、どこまでも冷ややかで。
まるで感情など何処かへ置き去ったかのようだった。

mg「もしもし、…あぁ、舘さん?終わったんで戻ります。はい。今日は特に何もなかったんで」

目黒は通話を終了し、赤黒く染まった銃を懐に戻した。
それから、ゆっくりと車椅子を押して、くるりと向きを変え、もと来た方向へと進みだした。

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かれん(プロフ) - 晦由さん» うわぁぁ、すみません!また設定ミスりました…あのページはもう少しあとのお話です。訂正させて頂きました。混乱させてしまって、本当にすみません!教えてくれてありがとうございました! (2020年12月5日 23時) (レス) id: f582612e68 (このIDを非表示/違反報告)
晦由(プロフ) - 34ページ、多分違う話が入っていると思います…(?)意図的だったり私の気のせいだったらすみません。 (2020年12月5日 23時) (レス) id: c44f20117a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かれん | 作成日時:2020年11月23日 21時

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