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俺らはその日から大学に行かなくなった。
それから数日後には、包丁を握りしめて、ふっかの言う場所に行った。
それは4、50代の男で、昼から酒を煽っていた。
その醜悪な姿に思わず顔をしかめる。
こんなやつが、俺らをはねて、逃げたのか。
酒をちらつかせるとすぐに部屋に入れてくれた。
fk「ほらほら、これどうぞ〜っと」
「おう、わりぃな」
ふっかは男にどんどん酒を飲ませ、男はそれを遠慮なく飲みまくる。
ベロベロになったところで、本題に入った。
fk「ねえ、おじさん」
「んぁー？」
fk「この前さ、信号無視して人はねたでしょ？なんで？」
「なんでもくそもねぇーよ。待つのがうざかったんだよ。はねられた奴らは災難だったとは思うが、俺は関係ねぇ。避けりゃよかったんだよ。避けりゃ。……俺としては死んでるくらいが丁度いいかもな！」
豪快に笑う男に猛烈な不快感を覚えた。
ふっかをちらりと見ると、頑張って笑っている。
でも、その握りしめた手は血が滲んでいて、今にも殴りかかりたいのを必死に抑えていた。
「俺は捕まってねぇから、何も悪くない！あっちが周りを見てりゃよかったんだよ。がっはは！」
「おい、やめろ」
そういったのは俺で、殴ったのはふっかだった。
真後ろに吹っ飛んで、壁に頭を打ちつける。
痛む頭を抑えながら恐る恐るこっちを見る男を、ふっかは冷ややかに見下ろしていた。
fk「痛い？俺はねぇ、もぉっと痛かった。吹き飛ばされて、体中打って、後遺症なんか残っちゃった。照もおんなじ。なんで、お前が悪いのにそんなこと言えんの？なんで、お前は怪我してないの？なんで、俺たちが怪我してんの？後遺症が残ってるの？ねえ、なんで………生きてるの？どうして死んでないの？おかしいよね？」
ふっかは首を傾げながら機械のような笑みを浮かべる。
男はさらに壁にすり寄るがそれに合わせてふっかは詰め寄る。
fk「お前が生きているのは間違いだから、俺たちが正しに来たんだよ」
男に布を噛ませると、ふっかは足を刺した。
「〜〜〜っ、っつ、」
男から汗が吹き出す。
ふっかが包丁を抜くと、血も吹き出した。
腹も、肩も、刺す。
ふっかは最後は首を刺すことにしたらしい。
でも、1人ではやらせない。
振り上げた手を掴んで、一旦止めるとふっかはこっちを怯えた目で見る。
大丈夫だよって俺は微笑んで、ふっかの手を上から握る。
それから、首に血だらけの刃を沈めた。
男はすぐに動かなくなった。
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かれん(プロフ) - 晦由さん» うわぁぁ、すみません!また設定ミスりました…あのページはもう少しあとのお話です。訂正させて頂きました。混乱させてしまって、本当にすみません!教えてくれてありがとうございました! (2020年12月5日 23時) (
レス) id: f582612e68 (このIDを非表示/違反報告)
晦由(プロフ) - 34ﾍﾟｰｼﾞ、多分違う話が入っていると思います…(？)意図的だったり私の気のせいだったらすみません。 (2020年12月5日 23時) (レス) id: c44f20117a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かれん | 作成日時：2020年11月23日 21時
