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『ご、んなさい···。』
「なにが?」
『聡くんの、気持ち疑ってた訳じゃなくて···。』
「んーん、大丈夫。
やーっと、俺のもんになったんだもん。大事にしたいじゃん。
ほら、たって。」
ニコニコ笑ってあたしに手を伸ばす。
あたしはその手を、ぎゅっと掴む。
「ふふっ、顔ボロボロ。」
『言わないで。』
「でも、そんなAもすき。」
あぁもう。
ずっと聞きたいとおもってた ” 好き ” 。
こんなに短時間にいっぱい聞けて幸せ。
『聡くん、あたしも好きだよ。』
だから、両手で聡くんの手を握って言い返した。
「うん、知ってる。
ほら、早く行こ。
俺たち外にいられなくなっちゃうよ。」
『はーい!』
あぁ、聡くん。
あの頃のあたしは遠くで眺めてるのが精一杯で。
高校はもう流石に同じは無いと思ってた。
でも、あたしを追っかけて入ってきてくれたの···
すごく嬉しかった。
ぎゅっと手を握れば、ぎゅっと握り返してくれる。
『幸せだよ。』
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廉桜(プロフ) - はじめましてですっけ?コメント失礼します!この作品好きすぎます!!!ちょっとヨウツベバーの方が好きと小耳に挟んだのでコメントさせてもらいました笑私も大好き何ですよね!!((どうでもいい情報 (2017年2月8日 0時) (レス) id: 5cfb1f0fa5 (このIDを非表示/違反報告)
ふうちゃん(プロフ) - 安奈さん» コメントありがとうございます!とても嬉しいです(^-^) (2016年12月29日 5時) (レス) id: bb0d45fa69 (このIDを非表示/違反報告)
ふうちゃん(プロフ) - ゆーなさん» ありがとうございます!そう言われるととても嬉しいです!がんばります! (2016年12月29日 5時) (レス) id: bb0d45fa69 (このIDを非表示/違反報告)
安奈(プロフ) - このお話最高です!これからもガンバです! (2016年12月24日 23時) (レス) id: 7ba8059f66 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーな - このお話すごく好きです! 更新楽しみに待ってます!頑張ってください! (2016年12月24日 12時) (レス) id: 321b688c9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふうちゃん。 | 作成日時:2016年12月10日 9時