好きな人、います。SO.M 6

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『聡···くん。』


「おせーな。」







リビングに行けば制服のズボンとワイシャツ姿の聡くん。




ワイシャツから覗く鎖骨はいつ見ても綺麗で。


触りたいっておもう。





『ちょっと、スカート短くて戸惑ってた。』


「おっ、似合ってる。
スゲー可愛くて綺麗で、sexyだよ。」


『ちょっ、何急に？！』


「俺風呂入ってくるー。」







ワンピース姿のあたしをまじまじと見て言った。



可愛い
綺麗
sexy



そんな要素どこにもないのに。




聡くんは言い逃げってレベルでお風呂に向かった。






「化粧しとけよー！」


『はい！』






お風呂の方から化粧しろって声。






仕方なく聡くんの寝室から化粧ポーチを持ってくる。






今、あたしの部屋は聡くんと一緒。



基本的な荷物は聡くんの部屋で、それ以外のものは空き部屋にある。









『この服だと···色はきついけどふわってしてるよね。

眉毛キツめのリップグロスは赤。

他は薄めかな。』








そう思いながら、あみなに教えてもらった通りに顔に塗っていく。

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