好きな人、います。SO.M 6

☆ 274 ページ24

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魔法はあっとゆーまにかかって。







『聡くん、器用だね。』


「ん、まぁねー。
うん、似合ってる。」


『ほんと？』


「ほんとほんと。
ほら、タイツる履いていくぞ。」


『はーい。』








ゆるーく、ふわっと巻かれた髪。



なにかスプレーを吹き付けててつるんって感じで髪が動いてる。



タイツも黒のものを渡さて。




『脱衣場行ってくる。』


「おーう。」






聡くんもいそいそと着替え始めてた。








『これ、着たし履くのはいいけど···パンプスとか持ってないよなぁ。』






生憎スニーカー大好き(インヒールは好みでは無い)だから、サンダルとかもない。


ふらっと、近所に行くためのサンダルならある。



前、神宮寺くんと行った時のヒールパンプスはこのワンピースには合わない。









タイツ履いて脱衣場から出てリビングに向かう。







『ねぇ聡くん、パンプスないんだけど途中···うわぁ。』





目の前にいるのは黒でシックに纏めた聡くん。







『いや···まって、もう···。』


「あ、どうしたの？」



『どうしたもこうしたも···かっこよすぎだよ···。』









もう、かっこよすぎな聡くん。



神宮寺くんだってお見合いの日も、お食事会の日も。





凄くかっこよかったけど。







やっぱり大好きな聡くんはかっこいい。

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