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５▽ ページ5
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「 んっ … 」
「 あ 、起きた ？ 」
誰 … 、
「 神山智洋やで 」
本当に居たんだ …、
頼むって神様 … 、
そもそもなんで、私の苗字知ってたんだろう、
「 天使やからなぁ 」
ドヤ顔でこたえた自称 天使 くん 。
「 あ 、 キッチン借りたで 」
にへらっと笑った彼は、たまご粥を目の前にコトッと置いた 。
「 熱あるで 、 口に合うかわからんけど よかったら食べて 、 」
人の温もりを感じるのなんて 、 いつぶりだろう 。
熱のせいか情緒不安定になってて 涙が出た 。
今まで泣きたいと思っても泣けない時間が続いた。なのになんでこんな時に 、
だめ、 引かれちゃう 、離れられちゃう 。
一生懸命涙を止めようとしても止まらない 。
「 大丈夫 、 俺は離れへんから 、好きなだけ泣きや 、 」
そう言われた瞬間 何かがプチって切れて 、 子供みたいに声をあげて泣いた 。
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作者名：す | 作成日時：2018年12月10日 18時
