ユンギさんとのほのぼの毎日

中話 27日 2 ページ46

「ユンギ君、なんか今日私嫌な態度とっちゃうから…宿舎戻って」

『は？』


早く仕事終わって来てくれたのに。

なんでこんな態度とっちゃうの。


なんでこんな傷つけちゃうような怒らすようなことわざわざ言うの。


完璧、私が悪い。

なのに。
それでも止まらないイライラ。





『やだ、帰んない』

「、ユンギ君」


『一緒にいたくないなら別の部屋いる。喋りたくないなら何も言わない。でも帰るのだけは嫌だ。』

『おまえが俺に何を怒ってるのかは分かんないけど、俺が帰って
万が一、こんな夜に外にでも出て行かれたら嫌だし
万が一、他の男に会われるのも嫌だし、
…万が一、日本に帰られたら、たまらない』


「ユンギ、」

『帰らない。嫌だ』





だだっこ。…私もだけど。

こんなのずるい。


でもまだ素直になれなくて、今日は。



ぼろぼろ涙が出てるのを止めようと
手で目をごしごしと拭うけど、溢れ出す。



『ん』

いつの間にかユンギ君がティッシュを持ってきてて
箱ごと差し出された。

『目、こするな。ちゃんと拭いて』

多分いつもなら拭いてくれるけど
そうしないのは、ユンギ君のやさしさ



あぁもう。やめだ。
たまらず抱きついた。



頭をぽんぽんとして、あやされると
涙は止まって
少しだけ気持ちも落ち着く。




「ばかユンギ」

『うん』

「きらい、じゃないけどきらい」

『俺はすごい好き』
『おまえが嫌いでも、なんでも。俺は好き。』

「ゔぅ、ずるい。すぐ私の機嫌、良くする。怒りたいのに」

『ん？良くなってんの？今』

「なったよ！ふん！」

『…どっちだよ。なんだよ。分かんないけどとにかく帰らないからな』

「…うん、やっぱり帰っちゃやだ」

『なー、キスしてい？』

「だめ」

『なんなんだよ、今日…笑』

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