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twenty-second ページ22
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わたしはその日から
必死に誰にも負けないように
勉強した
今の会社をやめるのは
思った以上に簡単で
わたしじゃなくても良かったんだ、と思うと
余計悔しくなった
真剣にやるためにも
顕嵐のことが頭に浮かばないように
必死で勉強したわたしはスタイリストになった
遅れを誰にも悟らせないように
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＿＿数年後
わたしは仕事へ向かう
その道中にも顕嵐は何人かいる
あの時撮影していたドラマは顕嵐の代表作となり
今や日本を代表する、とか言われてる
わたしはあれから会っていないけども
仕事柄、芸能人をスタイリストすることが特に多い
みんな口を揃えて言うんだ
“阿部顕嵐は変わった”って
前より有名人ぶってんのか、あいつ
と思っていたらそんな事じゃなくて
演技がより深まった、とか
なにかを抱えてるようだ、とか
雰囲気が優しくなった、とか
とにかくあいつ1人で勝手に大人になってる
わたしはなんにも変わっていないのに
こんなに仕事をしていて顕嵐のスタイリストをしないのは
あいつには専属の人がいるから
じれったく思う気持ちと
心底ほっとする気持ち
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作者名：ささら x他1人 | 作成日時：2016年10月17日 22時
