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彼女が振り向いた。
その背の主は紛れもなく____蜜柑だった。
「み、かん？…え？蜜柑？」
「蜜柑だよ」
頭に情報が入ってこない。自分が何を考えていいのかすら分からない。
皇帝は、蜜柑なのだ。
「…やっぱり驚くよなぁ……簡単に話すけど、ここは普通の世界じゃない」
「それは、分かってる、けど」
「“粛”日なんだよ、シグ。この世界は時間が狂ってる。明日世界が終わるかもしれない。良かった______今日会えて」
蜜柑が安堵の溜め息をついた。
開いた目には、恐怖と安心が混ざっている。
「儂は高校の教室で目覚めて、とりあえずこの国まで来て助けを求めたんだ。この国自体が結構やばかったから、復旧を手伝ったら皆信頼してくれて」
それで数年前、皇帝って呼ばれるようになった。そう言って蜜柑は微笑んだ。
何年も前から、蜜柑はこの世界に居たのか。
僕が驚きを隠せないでいると、蜜柑は僕の目の前まで来て言った。
「シグの力が欲しい。世界が滅亡する前に。儂だけじゃ何も出来ない」
蜜柑の目は本気だった。
滅亡する世界を相手に、蜜柑は僕を頼った。
答えなんて決まってる。
「……僕でよければ、力を貸すよ」
蜜柑は笑顔で僕に礼を言った。
……………馬鹿な奴め。
協力すると言えば、大体の文化的生活費は蜜柑が補ってくれるだろう。
向こうは国の皇帝だ。
僕が純粋に協力するとでも思ったのか？
「ありがとうシグ！まずはご飯を食べなよ、今すぐ出させるから！」
……やったね。
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シグ - 疲れたぁ……けど完結出来て良かった！！ 次は他のメンバーも書こうかね〜 没ったらごめんよ(( (2017年10月8日 10時) (
レス) id: 97e2b18ddc (このIDを非表示/違反報告)
愛猫家 - ダメだ、面白かった、ありがとう(スライディング土下座)お疲れ様やぁ…めっちゃ面白かった、凄く面白かった、語彙力が足りなくて表せない程凄かった() (2017年10月7日 23時) (レス) id: 1bf5be8498 (このIDを非表示/違反報告)
シグ - おうせんきゅwwww もう終盤だからなんとなく設定は分かってくる筈だぜ(( いろんな場所の話交じってくるから訳分からんくなるかも← ま、まぁ頑張ります〜 (2017年10月7日 21時) (レス) id: 97e2b18ddc (このIDを非表示/違反報告)
愛猫家 - え、凄い、立場が凄い好き、え、めっちゃ好きな立場なんですけど(ｷﾗｷﾗ)ENDが凄い楽しみです(足が痺れ気味状態で待機) (2017年10月7日 18時) (レス) id: 1bf5be8498 (このIDを非表示/違反報告)
シグ - ありがとうww マジでストーリーどうしようか悩んでるシグです( とりあえず桜花とかおるとか雪とかも出したいんだけど………配役決めてねぇ★(死) あ、にこは大丈夫だぜd (2017年9月24日 11時) (レス) id: 97e2b18ddc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シグ | 作成日時：2017年9月17日 16時
