うらみちお兄さんといっしょ (ページ2)

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こうふんページ2

目と鼻の先にある小ぶりの耳が可愛くてふーっと息を吹きかけるとびくりと肩を震わせて俺にしがみついてくる。

そのまま耳を舐めていれば腰が揺れて呼吸が乱れる。

左耳から首筋、顎、鼻、瞼とキスを落としながらエプロンの下の衣類を脱がせていく。

「ま…って、うらみちさん、こんなところで…」

「ん…なんだよ、奥さんっぽいだろ？
仕事を頑張って帰ってきた夫にご褒美くれよ」

ホットパンツを脱がせて尻の方から下着の中へ手を入れる。

微かに聞こえた水音に右耳を舐めていた舌を離して彼女の顔を見る。

「なんて顔してんだよ」

とろとろの表情を見せつけられて喉を鳴らす。

深く深く彼女の舌を味わいながら玄関に水音を響かせる

壁に押しつけてキスをしていると腰を跳ねさせて俺に縋り付いてくる。

額を俺の首筋に埋めて甘い息を吐くA

潤んだ目で見上げられ、唇を見つめられれば誰だってキスをしたくなるだろう。

「ここでするか？それともベッドに行きたい？」

「……もう、がまんできない」

熱い視線でそんなことを言われたので、玄関先ということも忘れて彼女を掻き抱いた。

「今日、飯なに？」

「えっと、肉じゃがと鮭のホイル焼きと、サラダとポトフ！」

「おー、美味そう」

えへへ、と笑う彼女の頬を撫でる。

彼女が週末に泊まりに来るようになってから、こうやって2人で湯船に浸かることが増えた。

1人だとシャワーだけで済ませてしまうが、彼女と一緒ならこの閉鎖的な空間も怖くない。

1人でいると嫌なことばかり考えてしまっていた俺だが、彼女と過ごすようになってから楽しいことばかり考えるようになった。

次は何を食べに行こうかとか、どこに出かけようとか、どんな映画を見ようとか。

湯船に浮かぶ泡で遊ぶ彼女の横顔を見ながら、幸せを噛み締める。