伍話 ページ25
式について騒いでいると、パチュリーが入って来た
「レミィ!!何があったの?!」
「あらパチェ、遅かったわね」
「ドアが開かなかったのよ、壁が崩れてね」
「ごめんなさい、私が暴れちゃったみたいで」
「フランが?」
「まぁでも、フランの意思でやったわけじゃないから、あんまり責めないでくれ」
「…えぇ分かったわ」
「あぁそれと…「とぁぁぁぁっ!!!!」バキバキバキ
メーリン?! 」
メーリンが瓦礫を蹴破って入って来た。
「皆さん無事でしたか!」
「いや無事でしたかじゃないわよ!何してたの?」
実は扉が塞がれて…と話すメーリンに、ため息をつく咲夜
『あっ壁どうします?』
壁はボロボロで今にも崩れてしまいそうな所が点々とある
それなら問題ないわよ。と魔法陣を出して壁を直していくパチュリー。
『へぇーパチュリーって魔法でこんなことも出来るんだ』
「そういえば式、弾幕撃てるるようになったのよね?」
『はい、そうですね』
「なら、もう一度咲夜と弾幕ごっこしてみたら?」
『え』
「咲夜、お願い」
「はいお嬢様」
『の、挑むところです!』
「スペルカード発動」
「幻符〔殺人ドール〕」
シャシャシャシャシャシャ
『はっ!!』
………………
『あれ?』
「「えっ?」」
シャシャシャシャシャシャ
『わぁ!』ピチューン
「…どういうことかしら…」
『あれぇ?』
弾幕が撃てないようだ
もう一度!と弾幕を出そうとするが、やはり弾幕を撃つことは出来ない
「さっきはどうやって弾幕を撃ったの?」
『う〜ん なんか、私にも何かやれることはないのかって思っていたら撃てました。』
「どういうことでしょうか、お嬢様」
「さぁ分からないわ。でも、さっきは思いが強かったから、撃てたのかもね」
《思い…》
役に立ちたい、助けたい、その思いが力となったのだろうか
「それよりお姉さま、私お腹空いた」
フランがぐぅ〜っとお腹を鳴らした
「もうお昼時だものね。咲夜、お願い」
「はい、お嬢様」
「式達も良かったら食べてって」
「そうさせてもらうわね。」
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作者名:翡翠 式 | 作成日時:2020年1月6日 22時