肆話 ページ24
「やったか?」
「ちょっ魔理沙それフラグ」
「……」
『えっと、フラン?は大丈夫なんですか?』
「えぇ、気絶してるだけね」
「これでおとなしくなってくれていると良いんだけど…」
フランは、さっきの式の弾幕で倒すことができ、今は気絶してるようだ
「…式、貴女、いつの間に弾幕が打てるようになったの?」
『えっと、分からないです。急に弾幕が打てるようになったので…』
「能力のほうは?」
『それは全く』
「そう…」
弾幕が打てたが、能力については変わらないらしい
「でもよ、もっと工夫すれば弾幕ごっこ出来るようになるんじゃね?」
「それもそうね」
「うぅ〜ん」
「!妹様、大丈夫ですか?」
「咲夜?いったたた。何か身体が痛い。」
「あれ?なんで皆ボロボロなの?壁もボロボロだし」
「フラン、貴女覚えてないの?」
「お姉さま、うん何も…」
フランが何も覚えてない。
レミリア達は顔を見合わせる
そんなレミリア達を見て、フランは察したようだ
「もしかして私、暴れてたの?」
「あぁそうだぜ」
「そんな…ごめんなさい」
「いや、大丈夫だぜ」
「それにしても、なんでまた急に暴れたりなんか…」
「…夢…」
『夢?』
「うん、夢を見たの。」
「どんな夢だったの?」
「えっと、誰かがずっと呼び掛けるの。壊せ、全部壊せって」
「それって…霊夢、異変の可能性は」
「いや、まだ分からないわ。ただの夢ってこともあるから」
「もしかすると、私の力が夢に出てきたのかも」
『力?』
「うん、力って言うか、私の"ありとあらゆるものを破壊する程度の能力"だと思う」
『破壊する…』
フランがとても強かったのは、その能力があったからなのか…
「ところで、お兄さんはだぁれ?」
『自己紹介してませんでしたね。私は夜神式です。』
「私はフランドール・スカーレットだよ。フランって呼んでね!よろしく、式!」
『うん、よろしくフラン』
『あぁそれと私、お兄さんじゃなくてお姉さんですよ?』
「「「………」」」
フランにお兄さんと言われたことを指摘すると
「「「「「ゑゑゑゑ!!」」」」」
凄く驚かれた。
『いやなんで皆驚いてるの?!』
「いや、女々しい男の子だと思ってて…」
『どこをどう見て男だと思ったの?!』
「顔が見えないから?」
『声と体型でなんとなく分からないの?!』
「わわわ私は分かってたわよよよ式が女の子だってことくらい」
『霊夢、声が震えてるよ』
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作者名:翡翠 式 | 作成日時:2020年1月6日 22時