Happy Bad End

Bad 1 ページ2

机にゴミが乗ってることとか、



靴箱を空けても シューズがないこととか



歩いていると、クスクスと笑われるのも



世間一般でいう 虐められていることとかも





全部、日常。



『..懲りないなぁ』




はじめは高1の頃。




それなのに、高3の今となっても続いてる。



『..馬鹿みたい』






原因は、全てこの可愛くない性格のせい。




思ったことはすぐ言うし、お世辞とか大嫌い。



物事に深入りしないタイプだし、トイレでお喋りしている女の子たちなんか 私には到底理解出来ない生き物。




ときどき、同じ生き物かって疑うくらい。



正直、虐めって気付いたときにはざまぁみろって思ったよ。



これで私が教育委員会に訴えれば 邪魔な人らは高校を辞めさせられる。




..まぁ、世の中はそんなに甘くなかったけどね。



紺の靴下のまま、教室に入って自分の席が無いことを確認する。




別に、机が無くても勉強は出来るしね。


後ろのロッカーに持たれてると、馬鹿がこちらへやって来た。



机がないことに無反応な私が、糞ほど気に入らないのだろう。



「ねえ、つまらなすぎるんですけど」



「てかそんな所にいたら邪魔」



「あれっ、机無いけど大丈夫ぅ？w」



『いや、机を捨てたのは君たちでしょ




別に私は机無くなっても困らないから。心配ありがとね』



なんて笑っておけば 口から愚痴を漏らして去っていく。



『..つまらないのは、同意かなぁ』



　「A おはよ




そこで何してるの？」

Bad 2→←Bad Endの始まり

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