繰り返し8 爆豪side ページ8
デクからの通話が切れた瞬間、視界が真っ白になった。
目を少しずつ開けると、そこにはあいつがいた。
灰色のパーカーを羽織り、真っ黒のワンピースを着て何もない真っ白な空間の中、ただひたすら遠くを眺めている。
『こんばんは、爆豪勝己くん』
爆「」
声が出ねぇ…
声を出そうとしても、口からはなにも出てこず、焦り出す。
『君の口からは罵詈雑言が出てくると思ってね。失礼ながら閉ざさせてもらったよ』
テメェ、喧嘩売ってんのかあ''あ''ぁ？？！
『えっとさ…』
まじで聞こえてないらしい。
俺からすれば腹の虫が収まらねぇこの状況の中、あのクソ女をどうぶっ殺してやろうかと考えている。
『私が編入してきたの、あれ夢じゃないんだ』
…は？
そんなわけない。
さっきのデクの野郎の電話がなによりの証拠だ。
『言っただろう。
編入してきたのは夢じゃない。
昨日の私は現実だ。
夢なのは今日。
昨日の私はどうやら無意識に君に�犖沈��瓩鮖箸辰燭蕕靴ぁ�
てことは、
夢→現実→夢
…ふっざけんじゃねぇぞこのアマァ
『怒るなら昨日の私を怒ってよ。
ま、つまり今君の目の前にいる私は昨日の私が作り出した夢だ。
昔、君に言った言葉を覚えているかい？』
あ''あ''あ''あ''あああ？？
『【私を救いにきてくれてありがとう】』
俺の手が真っ赤に染まったあの夢の中で聞いたアイツ言葉。
『現実の私は自分の夢を見ている。
昨日キミが会ったAは、自分の夢を見ている。
私は私自身の夢に干渉できないんだ。
…そもそもの話、初めてAと会ったことを覚えているかい？』
高1の…夏
ひぐらしの声がうるさかったのを覚えている。
『公園で泣いているAを見かけたキミは声をかけてきた。
彼女は拒んだが、キミは頑なに彼女の言葉を聞かなかった。
なぜ泣いていたんだと思う？
わからないだろう。
そしてキミはその時彼女に夢を見せられた。
昨日キミは夢から醒め、やっと現実に戻れた。
夢を見ている間、夢を見始めた時期と時間の誤差がないことに気づいたかい？
あれは彼女の�犖沈��瓩離�プションだと思ってくれ。
やっと現実に戻れたキミは、現実の世界で彼女に出会ったが、彼女はキミのことを知らなかった』
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←繰り返し7 爆豪side
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ナバナ - 、さん» フラグ外しました。ご指摘ありがとうございます。 (2018年3月18日 16時) (
レス) id: c1c4d786e5 (このIDを非表示/違反報告)
、 - 実在する人物、団体、アニメキャラ等を扱う二次創作になりますのでオリジナルフラグ外して下さい (2018年3月18日 14時) (レス) id: 6bb1170c00 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ナバナ | 作成日時：2018年3月18日 13時
