繰り返し7 爆豪side ページ7
昨日、夢魅と遭遇してからずっと夢のことについて考えていた。
夢から醒めるには、ここが夢だと気づくこと。
それは現実と少し違う変化に気づかなくてはいけない。
例えば、クソナードが中学の時にワンチャンダイブしたから雄英高校にいなかったとか、舐めプ野郎がエンデヴァーと同じ思想を持ってたりとか
それに気づいて、その事を夢魅に伝えなければならない。
一回だけ、
夢魅をこの手で赤く染めたこともあった。
それは夢と現実がわからなくなり、気が狂って手にかけた。
あの時のヌルヌルとした感触と鉄臭い鼻の奥がツンとする異臭、赤く腫れた顔と体に曲がらないはずの方向に曲がった足と腕
忘れたいと思ってても忘れてはいけないとわかっている。
忘れてしまったら、いけない。
夢魅を手にかけた夢は醒めた。
そのおかげで夢から醒めるということに気づくと同時に希望を失った。
この夢から醒めても、次の夢から始まる。
終わりのない夢。
本来なら精神が壊れる。
だが、不思議と俺は精神が壊れなかった。
今もだ。
今回の夢も精神が壊れない。
爆「…わっかんねぇクソ」
ノートに書いていたボールペンを机に無造作に投げた。
ブーブー
スマホの画面に明かりがつく。
部屋を暗くせいかすごく眩しい。
目を細め、スマホの画面に映し出された名前を見て思わず「は？」と体が固まる。
そこにはクソナードの名前が映し出された。
ピッ
爆「…んだよ」
《え！！？？ちょ、え、かっちゃん？？！！出てくれたの？！！》
爆「耳元でうっせぇな！！！要件言えやクソ！！」
出るんじゃなかった。
《ご、ごめん！！いや、その、さ、》
爆「あ？」
《Aさんって人、知ってる？》
ドクッ
心臓が嫌な音を立てた。
爆「は？…テメェがなんであいつのこと知ってやがる」
この夢で会うのは初めて、つまりあいつは編入してきたわけで。
こいつと会うはずがない。
《いや、そのなんというか…、綺麗な人だよね！》
嫌な予感がした。
《彼女の�犖沈��瓩發垢瓦い掘∨榲�憧れちゃうよね！！彼女は僕のこと知らないけど…あ！！かっちゃん、すごいよ！いまね、Aさんの家の前にいてね…》
この世界は夢だ。
気づけたが、いま夢魅に伝える手段を俺は持っていなかった。
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ナバナ - 、さん» フラグ外しました。ご指摘ありがとうございます。 (2018年3月18日 16時) (
レス) id: c1c4d786e5 (このIDを非表示/違反報告)
、 - 実在する人物、団体、アニメキャラ等を扱う二次創作になりますのでオリジナルフラグ外して下さい (2018年3月18日 14時) (レス) id: 6bb1170c00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナバナ | 作成日時：2018年3月18日 13時
