おにいちゃんだから、 ページ23
＊ノットリアル
＊むらさきメイン
＊おれんじサブ
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
《Ken.K》
『うわ、やった』
風邪特有の寒さで目が覚めた｡
時計を見るとまだ3時半、
リビングに置いてある風邪薬を取りに行こうと廊下に出ると隣の部屋から嫌な片割れの息が聞こえてきた。
嫌な予感。
ドアを開けるとやっぱり布団にくるまってしんどそうな息をしてる大晴がいた｡
『大晴大丈夫か？、吸入した？』
してないと首を横に振る大晴｡
『どこにある？』
『ﾋｭｰ､ｹﾎｯ､ﾋｭｰ､テレビ､ｹﾎｯ､のよこ』
『ありがとう。取ってくるな』
テレビの横から取ってきて吸入を大晴の口に当てる｡
『吸って〜吐いて〜吸って〜』
いつもならこれで収まるはずなのに酷くなっていく。
久しぶりに酷い発作で怖かった｡
唇は紫になっていって､どんどん呼吸が浅くなっていく｡
『っ、やばい、！』
思ったより大きい声やったんかよしくんも誠也くんも起きてきた｡
『健…っ！大晴大丈夫か？』
『吸入しても治らんくて…そしたらどんどん呼吸が浅なって、』
『健ありがとうな？』
『それより大晴っ、』
気付けば敬太くんも晶哉も起きてきてて、
よしくんが救急車呼んでた。
慌ただしく時間が流れていく。
酸素マスクをつけて運ばれていく大晴｡
誠也くんは大晴の救急車に同伴して行った。
『なぁ健？晶哉とお留守番してくれへん？大晴の着替えとか持っていかんとあかんから』
『全然大丈夫やで､』
『ごめんな？』
『気にせんといて、』
晶哉を抱っこして､自分の部屋に戻った。
『たいせいくん、大丈夫？』
『大丈夫、お医者さんが治してくれる、』
『やった！また遊べる！』
ウトウトし始めた晶哉ベットに寝かし､その横で俺も寝る。
そういえば俺もしんどいんやっけ…
晶哉のお兄ちゃん､双子やけどやっぱりお兄ちゃん、我慢しんと。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 378人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Aぇ!group」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
碧(プロフ) - ワイパーさん» ですよね！笑 気づいてくれる方がいて嬉しいです！笑 (2021年1月7日 21時) (
レス) id: 4c0c68e605 (このIDを非表示/違反報告)
ワイパー(プロフ) - ニノのメリークリスマスめちゃめちゃ嬉しいです！ (2021年1月4日 2時) (レス) id: c96a99fffa (このIDを非表示/違反報告)
碧(プロフ) - いちごぷりんさん» ありがとうございます!! (2020年12月1日 18時) (レス) id: 4c0c68e605 (このIDを非表示/違反報告)
いちごぷりん - リクエスト書いてくださってありがとうございました！！凄く読みやすかったです(*≧∀≦*)他作品も含め、いつも応援してます、これからも頑張ってください！ (2020年11月29日 12時) (レス) id: 39651266d5 (このIDを非表示/違反報告)
碧(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます！ぜひ書かさせていただきます。 (2020年11月24日 20時) (レス) id: 4c0c68e605 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：碧 | 作成日時：2020年7月4日 2時
