セブチの愛嬌モンスター(5)

ギュブの争い ページ21

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頼もしい弟スングァンの、新人賞受賞。お迎えについていきたいとマネオッパに提案したのは私だった。




MG「A、ヒョンとどこ行くの？今日休みでしょ？」

「秘密〜〜！」

MG「A！？俺も一緒にいく！ダメ？いいでしょ！？」

「ダメだよ〜ん！ヒポチは今日鬼の練習DAYだってスンチョルオッパが言ってたもん」

MG「くーーーっ！そうだった…」

「へへ、頑張ってね」

MG「可愛いなぁ！頑張る！頑張るけどさ！！A練習頑張ったらご褒美ね！」

「バカミンギュ…ㅎㅎ いってきまーす」

MG「バ…？」




最後までうるさいミンギュは少しお留守番させて、マネオッパと車に乗り込む。早速、少し呆れたように笑うのはオッパで。



「ほんっとAはスングァン大好きだな…」

「へへ、好き〜 可愛いんだもん」

「…Aがそれ言うのか…ㅋㅋ」

「スングァンってばね、最近はどんどん大人になってかっこいいんだよ。新人賞もとっちゃって、今すぐ抱きしめて褒めてあげたいよ〜〜」

「…他のメンバーには言わないでおくな…」

「え〜〜？へへへ」



仲良しなマネオッパは、私の話を何とも言えない顔でずっと聞いてくれて、俺が他のメンバーに怒られたら助けてよ、なんて冗談を言うからおかしくて笑ってしまった。









「ヌナ！？」



それから着いた会場。ドアを開けて、私に驚いてくれたスングァンにサプライズが成功したみたいで嬉しくなった。





SG「ヌナって本当に優しいですよね…」

「ん〜〜？そんな事ないよ」

SG「でもヌナ、みんなにどこ行くのって聞かれなかったの？」

「あ、たまたまミンギュにバレちゃってね〜秘密にして出てきた！」

SG「よりによってキムミンギュ…」

「ㅋㅋㅋ 拗ねちゃうだろうな〜」

SG「…ヌナは人気者だなぁ」





案の定、宿舎に戻るとミンギュが「スングァン？！A！？」なんて騒ぎ出して、スングァンが「Aヌナは僕が大好きなんだよ♡」なんて冗談交じりに煽るから、ミンギュは予想通り拗ねちゃって。




「…ミンギュ？拗ねた？」

MG「拗ねたとっても！俺拗ねてるよ！」

「ミンギュって面白いね、練習頑張った？」

MG「めっちゃ頑張ったでしょ、見てよこの汗」

「ほんっとだ、よく頑張りました〜〜♡」

MG「…」

「はい、」

MG「えっ！？ご褒美って頭撫でるのでおわり！？今の！？一瞬じゃん！！！」

「…ミンギュ面白いね」

MG「俺は全然面白くないよ！A！？」





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