セブチの愛嬌モンスター(5)

HAPPYJOSHUADAY ページ18

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ジスオッパの誕生日は年末ということもあり、毎年忙しいから、何日か前に本人に「この日の夜空けておいてね」って頼んでおいた。




JS「なになに、Aからデートのお誘い？」

「はいはい〜ㅎㅎみんなには秘密ね！」

JS「可愛い、当たり前だよ。言ったら誰かしら着いてきそうだもん。ハニとかね」

「うん、あとミンギュとか」

JS「ウォヌも危ないなぁ」




そんな事を2人で言い合って笑ったのが、何週間か前の話。








JS「わーーお、これ、Aが？」





約束した当日。オッパのお祝いをするために来たのは、前にハオと2人で来たBARだった。元々はジスオッパの紹介で行った訳だし、ハオと行った時に店員さんとは仲良くなったからサプライズでお祝いをするにはスムーズにことが進んだ。



お祝いしたのは、今オッパが驚いて手に持っているそのワインだ。
ジスオッパの生まれ年のワインに、オッパの名前をいれてプレゼントした。オッパは嬉しそうに、「A、こんな事出来るようになっちゃったの」なんて良く分からない事を言う。





「へへ、嬉し？」

JS「嬉しくない訳ないでしょ、嬉しいよ」

「やった〜」

JS「どうやったの？これ」

「店員さんに色々教えてもらったの！私は全然詳しくないから…」

JS「A、ワイン苦手だもんね」

「でもここのお店のが美味しいから飲めるようになって来たんだよ」

JS「そうなの？嬉しい」

「…オッパはワイン好きだから、ハオとか、みんなで飲んだらいいかなって」

JS「え〜〜、独り占めしたいなぁ」

「もう、オッパㅎㅎ」

JS「うそうそ、Aありがとね」




それからオッパがじゃあ早速記念に飲もうって、早速開けたそのワインは、やっぱり私にはまだ少し大人だったけど美味しくて。

何より、嬉しそうにずっとニコニコしてくれるから、私も嬉しかった。



帰り道2人で歩いてると、オッパが急に「Aももう成人してるんだもんね」なんて急に言うから思わず笑ってしまう。




「オッパ？急にどうしたのㅎㅎ」

JS「だってさぁ、プレゼントにワインなんてなんか大人じゃん」

「そんな事ないよ〜」

JS「大人っぽくなりすぎて、オッパを置いてかないでよ〜？」

「ふふ、置いてきませ〜ん」

JS「いつまでも甘えんぼでいてよ、Aは僕の1人だけの妹なんだから」





そんな事を言うオッパは私から見ても可愛くて、オッパこそ私を置いてかないでね、ずっと優しく見守ってね、って。





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