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思えば、ウォヌを最初に好きになったのは私の方だった。
「スニョン、私好きな人出来たかも」
「へ！Aマジ？誰？！」
「…ウォヌ君。 スニョン高校同じだったでしょ」
「おー！マジでか！！え、何で？！」
「ウォヌ君って、目立たないけどかっこいいから割と人気あるでしょ、でも無口だしなんか冷たそうだし決まった人としかつるまないし本ばっか読んでてちょっと暗いし」
「今んとこ悪口だぞ」
「もー！ㅎㅎ …でも帰り道にたまたま見たんだ、公園にいた野良猫にかまってたり、電車でもおばあちゃんに席譲ってた」
「ふーん、アイツが…」
「おばあちゃんに俺次降りるんで、って言ってたけど、本当はまだ降りないから車両移動して」
「ぷ、漫画みたいだな」
「もー、笑わないで」
「ごめんごめん、で？」
「この人をもっと知りたいな、猫に向けたあの優しい顔を私にも見せてくれたらな、って思ったりして…」
スニョンが少しニヤけて、「…いいじゃん」って笑ったのが、何だか嬉しかったんだ。
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それから、いつもほとんど来ることがなかったゼミの飲み会に珍しくウォヌ君が参加した。
「Aちゃんの為に一肌脱ぎますか」なんてスニョンが、ウォヌ君の元に私を連れていってくれたのが、彼との初めての会話。
「よー！ウォヌ」
「おー、」
「大学入ってからひっさびさに喋るなー、元気してた？」
「はは、俺は相変わらず講義中にお前のうるさい声聞いてるけど」
こんな事も言うんだ、スニョン羨ましいな。
「あ、そうそう」
2人の会話に入れる訳もなく立っている私の肩に手を置いて、スニョンが私を紹介してくれようとした瞬間。
「いつも一緒にいる子だ」
私の方を見て、彼がそう言った。
「…あ、はい、うん、そうです」
「はは、すごい片言」
「A！大学で出会った！良いキャラしてるからウォヌも仲良くしてやって！」
「ちょっとスニョン」
「スニョンにも可愛い彼女出来たんだなって思ってたのに、違うんだ」
…ウォヌ君、こんな事も言うんだ。
多分この頃から、私は彼に落ちていったんだ。
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ゆーみ(プロフ) - いじふんさん» こう言って下さって本当に励みになりました更新頑張ります！！（；＿；） (2019年11月18日 19時) (
レス) id: 089a96079c (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみ(プロフ) - 紫陽花さん» 嬉しい、、ありがとうございます（；＿；） (2019年11月18日 19時) (レス) id: 089a96079c (このIDを非表示/違反報告)
いじふん(プロフ) - 続き待ってます泣 (2019年11月11日 22時) (レス) id: 810c891183 (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - あーっすき！ホシくん好き！っていう気持ちが爆発する作品です、Carat最高！作者さん最高！！ (2019年3月11日 7時) (レス) id: fccbfe2d8d (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみ(プロフ) - しーさん» 本当ですか( ; _ ; )？嬉しいですありがとうございます、、！頑張れます( ; _ ; )/~~~ (2019年2月21日 22時) (レス) id: c4e1306a83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーみ
| 作成日時：2018年7月4日 22時
