#18 ページ48
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保健室に着くと、保健の先生は丁度居なかった。
絆創膏を見つけたジョンハンが、側にあった消毒液と一緒に慣れない手つきで処置をしてくれる。
「痛っ」
「あ、ごめん」
やっぱりちょっとガサツなジョンハン。思わず笑ってしまうとジョンハンは口をへの字に曲げた。
「大丈夫、ありがとう」
「んー」
「本当にごめんなさい 」
「んー？」
「私といたらジョンハンの株が下がるって言われたの。そうだなって、私なんかが隣を歩くのはダメって思っ」
「何で？」
「何でって…私は元々ジョンハンと住む世界が違ったし…」
「だから何で？俺は一緒に居たいと思ったから居るだけなんだけど」
「…」
「一緒に居たい人くらい自分で決めるよ」
「…私なんかがジョンハンと仲良くしていーのかな」
「それ」
「え？」
「俺Aのそれ好きじゃない、私なんかって奴」
「…」
「俺がAと話したいって気持ちはどーなんの」
「…うん、ごめん…」
さっきからずっと胸が溢れていっぱいだ。
常に皆から注目されて、期待されて、自分も知らない人が自分を知ってるような、ジョンハンと。
友達は多いか少ないかで言わなくても、少ない。目立つか目立たないかで言わなくても、目立たないような、私と。
私達は真逆のようだけど、本当の事はお互いしか知らない。
気付いたら、涙がこぼれた。
処置を終えたジョンハンが、涙を啜る音に気付いて顔を上げる。
「わ、何で泣いてるんだよ〜〜」
「…だって」
「俺が虐めたみたいじゃんか〜」
「…ジョンハン、私の事もう嫌になった？」
「なってたらこんな事してないね」
「じゃあ、これからも話しかけてくれる…？」
「うん、あ、でも」
まるで、子供をあやすかのように私の頭をポンポンとしていたジョンハンが急に不敵な笑みを浮かべた。
「A、まだ隠してる事あるよね？」
隠してること、なんだ。思ってる事は不器用ながら伝えたつもりで…。
…もしかしたら。思い当たるとしたらもう1つだけ、あるけど…。
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ゆーみ(プロフ) - いじふんさん» こう言って下さって本当に励みになりました更新頑張ります！！（；＿；） (2019年11月18日 19時) (
レス) id: 089a96079c (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみ(プロフ) - 紫陽花さん» 嬉しい、、ありがとうございます（；＿；） (2019年11月18日 19時) (レス) id: 089a96079c (このIDを非表示/違反報告)
いじふん(プロフ) - 続き待ってます泣 (2019年11月11日 22時) (レス) id: 810c891183 (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - あーっすき！ホシくん好き！っていう気持ちが爆発する作品です、Carat最高！作者さん最高！！ (2019年3月11日 7時) (レス) id: fccbfe2d8d (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみ(プロフ) - しーさん» 本当ですか( ; _ ; )？嬉しいですありがとうございます、、！頑張れます( ; _ ; )/~~~ (2019年2月21日 22時) (レス) id: c4e1306a83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーみ
| 作成日時：2018年7月4日 22時
