#15 ページ45
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次の日、学校へ行くとジョンハンはまた机に伏せて寝ていた。いつもだったら私が来た気配に気付いて、ジョンハンの方からおはようと声をかけてくれたけど、それももう無くなってしまった。
自分から遠ざけたはずなのに心のモヤモヤは積もるばかりだ。
カフェが定休の水曜日も、今は何も特別な曜日では無くなった。…でも、全部自分から無くしたんだ。
「お、おかえりA、飯食い行くぞ」
「へ？スンチョル…」
「いい加減、メソメソしすぎな。全部聞いてやるよ」
そんなある日、家に着くとリビングにいたのは同じマンションに住むスンチョル。お母さん、本当にスンチョルの事が大好きなんだから…。
「スンチョル、いつもAの面倒見てくれてありがとうねぇ、大変でしょ」
「もうほっとけない妹みたいっすからねぇ…A、よかったな俺がいて」
「もー、2人とも…」
2人は私をからかうようにそんな話を目の前で繰り広げる。でも本当に、スンチョルは小さい時から私を引っ張ってくれる存在だった。
小学生の頃、男の子にからかわれて泣いてた時も、中学生に入って友達と喧嘩して1人で帰っていた時も、私を笑わせてくれたのはスンチョルだった。
結局、近所のファミレスに来た私達。腹減った〜とスンチョルは早速届いたハンバーグを頬張る。
「…で？何で落ち込むくらいならハニを避けるような事したんだよ」
「だって私といたらジョンハンの株が下がるんだよ？」
「そんなのその女の子達が勝手に言ってるだけだろ？」
「……でも、正論じゃない？私達って元々全然違うタイプだし」
「でもハニの方から誘ってきてたんだろ、それって」
「だから嬉しいとか思っちゃったんだよ、私。ほんとに、浮かれてたんだって」
「突然避けられるアイツの気持ちはどーすんだよ…」
「何もなかった頃に戻るだけだよ、でも楽しかったよ」
「楽しかった？」
「うん、意外とガハハって笑うし、あと結構強引だし、天使みたいな人だと思ってたけど結構男らしいってゆーかガサツじゃない？ジョンハンって」
「それを全部知らなかった頃に戻るだけだって？」
「そうだよ」
「それで良いんだな？」
「…うん」
「嘘つけ、それで良いならそんな顔しないと思うけど」
少し呆れたように笑ったスンチョル。全部お見通しだ。…でも私はスンチョルみたいに前向きじゃないし、強くない。
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ゆーみ(プロフ) - いじふんさん» こう言って下さって本当に励みになりました更新頑張ります！！（；＿；） (2019年11月18日 19時) (
レス) id: 089a96079c (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみ(プロフ) - 紫陽花さん» 嬉しい、、ありがとうございます（；＿；） (2019年11月18日 19時) (レス) id: 089a96079c (このIDを非表示/違反報告)
いじふん(プロフ) - 続き待ってます泣 (2019年11月11日 22時) (レス) id: 810c891183 (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - あーっすき！ホシくん好き！っていう気持ちが爆発する作品です、Carat最高！作者さん最高！！ (2019年3月11日 7時) (レス) id: fccbfe2d8d (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみ(プロフ) - しーさん» 本当ですか( ; _ ; )？嬉しいですありがとうございます、、！頑張れます( ; _ ; )/~~~ (2019年2月21日 22時) (レス) id: c4e1306a83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーみ
| 作成日時：2018年7月4日 22時
