#14 ページ44
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最近はジョンハンと出来るだけ目も合わせないように、話さないように、休み時間になれば親友のクラスに行って過ごしていた。
…急にバイトの子が風邪でシフトを変わったとか、友達と出掛けるとか。嘘でジョンハンを誤魔化せたのは2回が限界だったようだ。
「ちょっといい？」
今日も先に帰ろうとした私を引き止めたのはジョンハンの一声。HRが終わったばかり、まだ教室には勿論、他のクラスの生徒も廊下に沢山いる。みんなが居るのに、あまりジョンハンと話しちゃいけない。
「…あ、何？」
「Aさ、」
…名前で呼ばないでよ、ジョンハン。
「…」
「何で俺の方見ないの？」
ジョンハン、絶対怒ってる。だってこんな声、聞いたことない。
「いきなり無視されても分かんないんですけど」
「…ジョンハン、あんまり私と話さない方がいいよ」
「は？」
「ごめん…」
そのまま出て行った教室。ジョンハンの顔は見れなかった。
ジョンハンの言ってることは正論だ。いきなり、態度が変わった私に怒るのも当たり前だろう。だけどどうしたらいいか分からなかったんだ。今まで、こんなに特別な日々を過ごしたことが無かったから。
"何でそんな卑屈になるんだよ"
1人歩く帰り道、スンチョルの言葉を何度も何度も繰り返した。
だけど、辿り着く答えは、私が元々ジョンハンの隣を歩けるような人じゃなかったこと。ジョンハンが優しくしてくれたから、浮かれてたんだ。
なのに。
分かっているはずなのに、隣にジョンハンが居ないのがこんなに寂しいなんて。
「…待ってって」
そんな事を考えて歩いていたら急に後ろから腕を掴まれた。それは、今思い浮かべてた人で。
「、ジョンハン…」
「Aと話さないようにって何？意味分かんないんだけど、俺が納得するように説明して」
「…」
「バイトのシフト変えたとか、Aって嘘下手だよね」
「…だって」
「言えない事？」
「…」
「スンチョルにも？」
「…え」
「ふーん、やっぱり」
何で、スンチョルの名前を。スンチョルは幼馴染って言ってなかったはずなのに。色々な事に私の頭の処理能力は１つも追い付かなくて、何も言葉を返せない。
「しつこく聞いてごめんね、Aさん」
ジョンハンはもうAとは呼ばずに、作ったように笑うと私より先を歩き出す。
…本当は、違うのに。
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ゆーみ(プロフ) - いじふんさん» こう言って下さって本当に励みになりました更新頑張ります！！（；＿；） (2019年11月18日 19時) (
レス) id: 089a96079c (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみ(プロフ) - 紫陽花さん» 嬉しい、、ありがとうございます（；＿；） (2019年11月18日 19時) (レス) id: 089a96079c (このIDを非表示/違反報告)
いじふん(プロフ) - 続き待ってます泣 (2019年11月11日 22時) (レス) id: 810c891183 (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - あーっすき！ホシくん好き！っていう気持ちが爆発する作品です、Carat最高！作者さん最高！！ (2019年3月11日 7時) (レス) id: fccbfe2d8d (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみ(プロフ) - しーさん» 本当ですか( ; _ ; )？嬉しいですありがとうございます、、！頑張れます( ; _ ; )/~~~ (2019年2月21日 22時) (レス) id: c4e1306a83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーみ
| 作成日時：2018年7月4日 22時
