#26 ページ28
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家に着いて、部屋のベッドに一目散に飛び込んで、泣いた。涙はさっき出し切ったはずなのに、思い出せばまたどんどん溢れてきて、鼻水を啜る音が響くくらいに今度はひとりで泣いた。
そんな時にブルブルと通知を鳴らした電話。
【着信:ウォヌ】
あぁ、ずるい。何で、まるで私が泣いてるのを分かってるみたいなタイミングで。
泣いたばかりで鼻声なのが気になったけど携帯に手を伸ばす。泣いた事、普通は気付く人が多そうだけど、ウォヌは気付かなそうだし。もしかしたら気付いても言わないかもしれないし、そんな事よりウォヌから電話が来る事自体珍しくて。
「…もしもし」
「…A、泣いてんの」
「…」
「何だよ、俺からの電話がそんなに嬉しい？」
「…そーかも」
「俺の事好きすぎじゃん」
「…うるさい」
「てゆーかさ、今何してんの」
「んー、泣いてる」
「何で？」
「…色々、でももうだいじょ」
「それって俺が会いに行けば泣き止む？」
「はっ？」
「違うならいいけど」
「嘘だもん、そんなことウォヌが言うなんて」
「おま、嘘は酷くね？」
「だって…何で…」
「大事にしろって怒られた」
「…」
「俺こーゆーの苦手なんだよ、でも大事だから」
「もしかして…スニョンに言われたの？」
「そのもしかしてだよ」
「…バカ…」
誰に対してかなんてわからなかった。
最後まで優しくて…いや、お人好しみたいに優しすぎちゃうスニョン、なのか
不器用で、今だって不安もあるのに愛しく思えてしまうウォヌ、なのか
…最後までスニョンに優しさをもらって、それでもウォヌに会いに来て欲しいと思ってしまっている自分、なのか。
結局、「あー、とりあえず待ってろ」なんて電話を切ったウォヌが、本当に家に来て。チャイムが鳴って玄関を開けた時、先に飛びついたのは私だった。
「…っおー、ビビった」
急に飛びつかれて声を出したウォヌだったけど、腰に巻きつく私を片手で抑えて離さないまま、器用にもう片手で玄関のドアを閉めた。
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ゆーみ(プロフ) - いじふんさん» こう言って下さって本当に励みになりました更新頑張ります！！（；＿；） (2019年11月18日 19時) (
レス) id: 089a96079c (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみ(プロフ) - 紫陽花さん» 嬉しい、、ありがとうございます（；＿；） (2019年11月18日 19時) (レス) id: 089a96079c (このIDを非表示/違反報告)
いじふん(プロフ) - 続き待ってます泣 (2019年11月11日 22時) (レス) id: 810c891183 (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - あーっすき！ホシくん好き！っていう気持ちが爆発する作品です、Carat最高！作者さん最高！！ (2019年3月11日 7時) (レス) id: fccbfe2d8d (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみ(プロフ) - しーさん» 本当ですか( ; _ ; )？嬉しいですありがとうございます、、！頑張れます( ; _ ; )/~~~ (2019年2月21日 22時) (レス) id: c4e1306a83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーみ
| 作成日時：2018年7月4日 22時
