MY FLOWER 君がすべて【SEVENTEEN】 (ページ5)

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5 SC ページ5

＿＿＿♭♭
＿＿＿ｷｭｯｷｭｯ

俺しかいない練習室に響くダンスシューズの音と曲。

何時間踊り続けただろう。

デビューに対しての不安に駆られながら。

＿＿＿♭...。

流していた曲が止まった。

ミュージックプレイヤーを置いてる方を鏡越しに見ると

「また遅くまでやってる」

「Aこそ」

曲を止めたのはAだった。

鏡越しに移るAの姿はついさっきまでレッスンしていたのが分かる。

「こんなに汗かいてるw」

「お前もだろw」

なんて言い合ってお互いの汗を肩にかけていたタオルで拭きあった。

笑いながら拭いているとお互い自然と止まった手。

ただただ見つめ合った。

「好き」

「チョラ」

「Aは？」

駄目だと言う目で見るAに答えを聞く。

今の今までの曖昧な関係なんて耐えきれなかった。

「私も、私も好き」

返事がYESと分かりAに思いっきり抱きついた。

耐えきれずに床へ転がり込む。

「やっとだ....」

なんて思ってた俺は本当に未熟だった。

若き頃の....で済まされるのだろうか。

その日初めて練習生でこっそりAとキスをした＿＿＿＿＿＿。