3-4 とし海賊 ページ5
洋画の吹き替えのようなセリフに切り替えているとしみつ。Aもそれに応えるように返す。
『まさか……、仮眠券を貰おうって言うのかい。』
「あんたに選択肢何てあるのかい?後ろから迫ってきてるぜ。」
後ろを振り返ると先頭のしば海賊が唸りながらもうそこまで迫ってきている。
『命に比べたら惜しいもんだ、貴方にあげるわ。』
「後ろに乗んな!!」
親指を立ててバックを指すとしみつ。Aは自分のカヤックを捨てオールだけ持ってとしみつの後ろに座る。
「行くぜーーーー!」
『おぉーーーー!』
2人で漕ぎ推進力爆上げで逃げ切った。
カヤックで盛り上がり、風呂を浴びて部屋へと戻ってくる。晩ご飯まで時間があるので各々休憩している所にAがとしみつにゆっくり近付く。
としみつは膝を立てて布団の上に座っていた。
『としくん、としくん。』
「お、どした?」
『仮眠券渡しに来ました!』
ほかのメンバーを警戒して小さな声で伝える彼女。「ああ、そうだったな。」と言いちょいちょい手招きして
近くに寄らせて顎に手を添える。横から頬にキスをした。
「こっちで頂きました。」
『…!! え、でも…。』
「あんなんで貰うわけねーだろ。」
笑ってそうに言うと次はニヤッとした表情で言う。
「今年は俺たちが最後まで生き残ろーぜ。」
『うん!頑張りましょう!』
顔を突き合わせて2人で笑い合う。他のメンバーは何があったのか分からずはてなマークを浮かべていた。
しかし、このシーンは動画のテロップでてつやの心情が表されていた。
【(#`Д´ )⠀】
飲み会部長である虫眼鏡がお酒のラインナップを紹介する。そしてなぜかヘテロ組以外がフライング飲酒を始める。
としみつ
「グイッッ!」
しばゆー
「この乾杯が勝負を分けることになる。」
てつや
「この時まだ4人はその事を知らないのであった。」
としみつ
「ゴォォォォ!」
4人がフライング気味に飲み始めてお酒が足りなくなるんじゃないか、と危惧し始める。
最寄りのコンビニまで2キロはある。正直こんな事で体力は消耗したくないが自然な流れでじゃんけんをすることに
「「最初はグーじゃんけんぽん!」」
143人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「YouTuber」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
名無し(プロフ) - りのんさん» そうですね、歌と相まって…笑 (2021年8月22日 20時) (レス) id: aa5007548a (このIDを非表示/違反報告)
りのん(プロフ) - この朝食のシーン切なすぎますよね...笑 (2021年8月22日 20時) (レス) id: 551dfef4a8 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - みおさん» コメントありがとうございます!! そう言って頂けて嬉しいです(*´`) 完結まで間近なので是非二人の様子を見届けて下さい笑 (2021年8月22日 7時) (レス) id: aa5007548a (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - しばゆーと一緒に頑張ってほしい!しばゆーの可愛さがところどころ見えるのが嬉しいです!楽しみにしてます! (2021年8月22日 0時) (レス) id: e030db3d3a (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - りのんさん» かわいいーー!それ最高ですね´`* (2021年8月16日 22時) (レス) id: aa5007548a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時:2021年8月2日 22時