寝たら即帰宅の旅。

3-8 ハプニング ページ9

てつやはりょうにしばかれ、無事洗い終えたAがみんなと同じ温泉に浸かる。




『あーーー、いいですねー。疲れが解消される気がします。』


りょう
「気持ちいいよねー。」

『入浴の時いつも1人だったので何だか新鮮です。』

虫眼鏡
「これもコロナ禍でしか出来なかったこと？」

『ふふ、そうですね。』





そろそろ上がるか、となってAがざばっと温泉から出る。するとピタッとタオルが体に張り付きボディーラインがくっきりと現れる。







「「！！！」」


皆が何故か前かがみになり湯船から出てこない。




『…？上がらないんですか？』

てつや
「先に上がってて、ほら着替えとかあるでしょ？」




そうに言われ「お先に失礼します」と上がる彼女。Aが出ていった後何となく察しているカメラマンの笑い声が入る。









22:00


てつや
「ドキッ男と女のムラムラバトミントン大会ー！」

『ムラムラはしません。』

虫眼鏡
「この時間にやるのおかしいんだよなー。」

ゆめ
「それ1番の不満。」





ジャンケンによりチーム決めをする。
てつりょう、しばゆめ、とし虫、ローテンション枠でAのチーム分けとなり仮眠券を賭けた白熱な試合となった。




バスケも挟み最後にはドッチボールをすることになった。


Aはみんなの投げる球が速くてただただ逃げるしかなく最後まで残っていると






しばゆー
「これで終わりだーーー！」





敵チームで交換されたボールがAの後方にいるしばゆーに渡り、急いで方向転換しようとすると足を捻って倒れた。

しばゆーは既にボールを投げており運悪く捻った所に強めにヒットした。






『…うっ。』



ジンジンとした痛みが当たった直後ズキンズキンと言う痛みに変わった。しばゆーくんが直ぐに駆け寄ってくれた。





「ごめんごめんごめん!!大丈夫?!」

『大丈夫です…』





ほかのメンバーも心配して集まってくる。何とか立ち上がろうとするが足の痛みが酷くて顔を歪ませる。






虫
「Aちゃん捕まって。」

『ありがとうございます。』





虫くんの肩を借りて立ち上がる。取り敢えずサクッと動画を締めてAをベンチに座らせる。

しばゆーはなんか冷やすもん貰ってくる、とその場を離れた。




虫
「ちょっと足見せてね。」





Aの足首は赤く腫れていて内出血も起こしているように見えた。捻った上に衝撃が加わってるから捻挫と打撲かな…

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