検索窓
今日:15 hit、昨日:4 hit、合計:84,846 hit

ページ9

りょうに缶を蹴られた後、てつやは思わぬ収穫を得ていた。


「りょうの後ろにあった歩道橋の中に誰かが居るのが見えた。

探しに行ってみるか…。」



目を付けられた虫眼鏡は気付かずに歩道橋の中に身を潜めている。

徐々に近づく鬼の足音。

これは、てつやの作戦でわざと大きな音を出しおびき出す為だ。

まんまと引っかかり虫眼鏡は右側に移動し、てつやがその姿を捕らえる。




てつや
「虫眼鏡、みっけ!」

と言うと缶の方へ走り出し、踏みつける。
虫眼鏡を確保した。


捕まってしまった為、2杯目のお酒を流し込む。
そして仲間に助けを呼ぶため大きく息を吸い込んだ。


虫眼鏡
「助けてーーー!
捕まっちゃったーーー!」


めちゃくちゃでかい声で助けを求める。それを聞いたりょうは、物陰に隠れながらうるせぇな、あいつと笑ってしまう。

Aも虫さんの恒例の大声が聞こえてくすくすと笑う。



また、てつやが他のメンバーを探しに動き回る。近くにいたゆめまるは鬼の動きをうかがいながらゆっくり移動する。


すると、後ろを振り返ったてつやに見つかってしまった。



てつや
「ゆめまる、みっけ!!」

ゆめまるも虫眼鏡、同様確保されてしまう。


てつや
「ゆめまるの意味もなくふらつく癖が見えた!」


ゆめまる
「そっちから行ける!と思ったらバカ目ぇ合った。」


てつや
「絶対に今じゃないだろ、って時に俺に見つかる癖あるからな。」


虫眼鏡に高笑いされながらプリズンにゆめまるは歓迎される。そのままお酒を差し出され2杯目を頂いた。


次は2人でせーの、と声を揃えて助けを呼ぶ。
その声を聞き、草木の近くに隠れるしばゆーは危機感を感じる。


「やばいな、助けに行かないと…。」



再びてつやが探しに歩いていると、急に走り出す。
方向はちょうどしばゆーが隠れている場所。


しばゆーは鬼が自分の方に向かってきてるのに気付き動く。





しかし、間に合わない。


てつや
「しばゆー、みっけ!!」

てつやは缶を死守する為急いで戻る。
しばゆーもその後を追いかけるが追いつかずてつやに缶を踏まれる。


ゆめまる
「おい、これ捕まるぞ全員。」


しばゆー
「こりゃー、無理だ。」




Aもしばゆー同様、同じ危機感を持っていた。

このままだと全員捕まってしまう。まだ幸い、10分経過してないので始まる前に呑んだ1杯分しか貯まってない。

今なら動ける…!!

と、動こうとすると後方からガサッと音がする。

もしかして、てつやくん?!

│(りょう)→←大人の缶蹴り(全員)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (39 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
117人がお気に入り
設定タグ:東海オンエア , YouTuber , 短編   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作成日時:2021年3月15日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。