│(てつ、しば、ゆめ、) ページ6
次は14時〜、15時〜をAが決める。
ダーツを投げる姿を皆はハラハラしつつテーブルから身を乗り出して見守る。
虫眼鏡
「飲み会BUNBUNー!」
『うあああ…皆さんごめんなさい!!』
Aが膝から崩れ落ちてカメラから映らなくなる。そこに、てつやが駆け寄りなだめるように背中をさする。
ゆめまる
「もう、りょうシークレットじゃなきゃいい!」
しばゆー
「このまま次も当てて潰れよ。」
ゆめくんとしばゆーくん優しい…
そんな空気の中、てつやくんに起こされて2投目を投げる。
『ここっ!!』
虫くんから睡眠!!と安堵する言葉が出てくる。思わずやったーとガッツポーズをする。
周りもナイス!と歓迎ムードでひとまず私のターンは幕を閉じた。
そして14時を迎え、飲み会が始まる。
ゆめまるの乾杯の掛け声が入り、お酒を各々体の中に入れていく。
30分程もすると、完全にほろ酔いモードとなっていた。
てつや
「Aちゃん酔ってるー?」
『酔ってない…よーー?』
と、ふにゃふにゃした笑顔でてつやに寄りかかる。
完全に酔っ払っている時のAちゃんだ。
この子、お酒弱いし酔うと敬語なくなりがちだし…なんせガードが甘い!!!
こういうとこ、他の人にしてないか心配なんだけど…
てつや
「完全に仕上がってますねー。」
Aの顔にかかった髪の毛を手に取り、耳に掛けてあげる。
少し耳に触れた手がくすぐったかったのか
んー、と甘い声を出す。
酔った姿のAは普段と違った可愛さがあり皆が
放ってはおかない。
しばゆー
「久しぶりだね、Aが撮影中に酔ってんの。」
『酔ってないですっ…てば!』
ゆめまるが可笑しそうになんでムキになってんの、と笑っている。
てつや
「はいはい、酔っ払ってる人は皆そう言うの〜。」
てつやがお酒で顔を赤くしたAの背中を優しくさする。嬉しそうにして、さらにAは体重を預ける。
身体がAとピッタリ密着する。
火照ってるせいかAの体温があったかい、
柔らかいし…。普段からはしないお酒の匂いが微かにする。
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作成日時:2021年3月15日 11時