東海オンエア短編2。 (ページ43)

今日:10 hit、昨日:4 hit、合計:84,841 hit

｜(ゆめまる) ページ43

お辞儀をするように腰を曲げ、手を差し出す。

『あ…、としみつくん…。』

Aが困惑している内に、てつやから威勢よくハイカット～！と打ち切られる。

としみつ
「まだ結果聞いてないやん。」

てつや
「いやいや、そういうのじゃないのでー。」

Aと、としみつの間に割り込むてつや。
そこに、見守っていたメンバーが各々感想を述べている。

虫眼鏡
「いやぁ、王道でしたね。」

ゆめまる
「王道中の王道。」

しばゆー
「漢だわーーー。」

周りからは好感触のようだった。言われた本人は嬉しさと恥ずかしさが交じったなんとも言えぬ表情をしている。

告白大会のような雰囲気が漂っているがあくまでワードウルフである。

てつやにガードされながらとしみつがひょっこり顔を出す。

としみつ
「合格ですか？」

Aはとしみつから顔を逸らしたままOKポーズを出す。

いやったーー！と歓喜するとしみつ。

てつや
「だからそういうのじゃないって！！！」

2人目…ゆめまる。

「僕も設定があるんで…よろしいですか？」

行きつけのカフェでのんびりと過している所、だと言う。

『普段とあんまり変わらないですね。』

てつや
「え、そうなの？
ちょっとその話詳しく聞かせてくれる？」

ゆめまる
「はい、初めまーーす。」

てつやがりょうにズルズルと引きづられ場外に連れていかれる。

ゆめまるとAはカフェにいるかのように最近あった嬉しいことなどを話し合う。

『この前、散歩してたら道に迷ってしまったんですけど。』

「え、そうなの!! 大丈夫だった？」

『はい!!
そのお陰で隠れ家的なカフェを見つける事が出来たんですよー！

個人で経営しているみたいで…。』

どこどこ～？と盛り上がるゆめまる。Aはゆめまるに近付きスマホでMAPを開いて教えている。

カメラ外にいるメンバーは2人の様子を見て何見せられてんだ派と羨ましい派に分かれていた。

そんなことを知らない二人は、楽しそうに会話を続ける。

『それから、そのカフェに来てた常連のおじさまに道案内して頂きました。』

「あ、そうなんだぁ。良かったねーー!!」

はい！とニコニコと笑顔を向ける彼女につられてゆめまるも笑顔になる。

二人の和やかな雰囲気が流れている。

『ゆめくんといると落ち着きます。』

「ほんと？嬉しい。俺もAといると落ち着くよ。
傍にいて欲しいもん。」