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『あーー…そうですね。
てつやくんとか、りょうくん……
としくんもたまに…!!』
りょう
「あ、ほんとに?嬉し〜!」
としみつ
「たまにって何? そうじゃない時もあるって事?」
と、としみつが首を傾げながら笑う。
挙げられた3人には共通点があるようだ。
てつや
「俺だったらどういうとこ?」
『うーーん…笑顔?とか接し方ですかね。』
皆がなるほどなー、という顔をすると、
としみつが尋ねる。
「接し方…やってみてくれん?」
としみつにお願いされて、少し考えながらも分かりました!と承諾するA。
『じゃあ、としくんは冗談で気があるんじゃないのー?って聞いて下さい。』
「え。」
としみつの有無を聞かずに隣に座りニコニコしている。
諦めて、1回深呼吸をし気持ちを入れる。
「Aってさ、俺の事好きなんじゃないの?」
肘をついてソファにもたれ掛かり真剣な表情で彼女を見つめる。
Aはこちらを見ずに
『そんな事言われたら顔赤くなっちゃうじゃないですかー。』
と、照れ笑いしながらとしみつに視線を合わせる。
そんな可愛らしい姿に我慢出来ず抱きつく。
「……。」
『と、としくん…?』
てつや
「無言で抱きつくのやめりん。」
と、てつやが引き離そうとするが離さない。
「俺のやぁ…。」
弱々しく言うとしみつ。ひしっと掴んで離さない子供
のようだ。
『!!
これです!としくんのこの感じ!』
りょう
「可愛いね。」
と、りょうに笑われ頭をぽんぽんされるとしみつ。それに対して子ども扱いすんなよ!とキレている。
てつやはそんな様子をただ見つめる。
『逆に私は皆さんから見てどうですか?
って聞くのも恥ずかしいですけど…』
てつや
「そんなん大ありに決まっとる。」
メンバーも満場一致の頷きを見せる。
りょう
「でも、Aはそういう格好あんまりしないよね。」
としみつ
「格好…?」
りょう
「…可愛い系のさ、やつ。」
あーーー…そうね、ととしみつが賛同する。
『可愛い系も入るんですか?』
ゆめまる
「今度、着てみちゃう?」
てつや
「いいね〜、見たいみたい!!」
虫眼鏡
「企画にしたらめっちゃ盛り上がりそうだね。」
何故か別の企画が生まれそうになっているのを
Aが戸惑っていると、時間切れになった。
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作成日時:2021年3月15日 11時