タコスケな…中編（しば、てつ） ページ17
⚠タコスケな24時間ルーレット生活の続きです。
しばゆーがおいで、とすると膝をつけながらAがベッドにのそのそとやってくる。
Aに背を向けて寝ようとすると、
背中にくっついてくる。
背中に当てられた小さな手が温かく、
ドキドキと心臓が高鳴ってるのが分かる。
これはお酒のせいこれはお酒の…。
「離れて寝ないの？」
冷静を装い聞くと抱きつく力は弱まる。
『嫌ですか…？』
明らかに寂しそうな声で聞き返される。
「嫌なわけないでしょ。」
Aちゃんの方に向き直して優しく抱きしめる。
彼女は嬉しそうな表情を浮かべ抱きしめた後すぐに眠ってしまった。
しばらく彼女の寝顔を見つめていたが、気付いたら
自分も寝ていたようで虫さんに起こされる。
ふと、自分の腕に温もりを感じ視線を下げると
まだお酒が残っているのかAが楽しそうにぎゅうをしている。
起きて腕の中に可愛い子がいる。
こんなの彼女じゃん(？)
「そんな顔してっと…一生離さないよ？」
体勢は涅槃仏だったけど割と真剣に言った。
でもAちゃんは困惑した表情を浮かべて布団に包まる。雪だるまみたいな格好になっている。
もーーー！この！鈍感娘が‼
そんなところもすきっっ！
「俺のっっ！！」
布団にくるまったAをぎゅっと抱きしめる。
すると横から寝ぼけたてつやに頭を叩かれる。
「バカぁ、俺のだ！」
ー16:00〜17:00(ゲーム)
当たった時は皆、あんなにやりたがっていたのに
今では死んだ目でゲームをやっています。
寝起き悪い子集団なんでしょうか。
「動画的にここはそんなに撮れ高なさそうですね。」
ゆめまる
「だって俺らカメラと逆方向向いてるもん。」
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作成日時：2021年3月15日 11時
