東海オンエア 短編2。

│（全員） ページ15

てつやが恐竜の横を通り過ぎて行った。
すると、遠くの方から声が聞こえる。


しばゆー
「助けてくれー！いま、3人捕まってるーー！」


正直、もう少しAとイチャイチャしていたいが
しばゆーが助けを求めている。行くしかない。


としみつがてつやの動きを見計らい

ある程度距離が空いたのを確認すると、行くぞA！と声を掛けて助けに向かう。



2人で手を繋ぎながらとしみつが余裕な様子で缶を蹴り飛ばす。

後から、虫眼鏡と鬼が走ってきた。


しばゆー
「3人ともありがとーー。」

虫眼鏡
「蹴ったんだから逃げますよ、皆で。」

てつや
「蹴った分呑んで、解散してください。」



鬼側からそうに言われるがお酒の蓄積で動けなくなってしまっている。


虫眼鏡
「僕が何のために隠れるのってなるやん。
てつやと2人で隠れんぼする遊びになっちゃうって！」


てつやがそれを聞いて笑っている。



『隠れんぼするの？』

「しないよ、Aちゃん。
って言うかさせない為にもみんな呑んでー!!」




虫眼鏡の願いも虚しく、5人が一時休戦を迎えひとりの男に託される。

ゲームが再開されるか勿論、虫眼鏡以外が捕まる。
そして、何故かしばゆーが缶となった。




てつや
「虫さんはすっごく遠くに隠れる性質があるように思える。」

と、考察するもそれが大きなフラグとなる。



てつやが遠くの方へ移動しようとするとすぐ近くの茂みから走ってくる人がいた。

てつやがふと後ろを振り向くと、しば缶の近くに虫眼鏡が立っており躊躇なく蹴られるしばゆー。



てつや
「あぁぁぁーーー！！」


爆速で救済され皆笑ってしまう。いいんだよ行って、と言いながら虫さんはちゃんとお酒を飲んでいる。






再び、再開されるが隠れたのは虫ゆめのみである。

グダグダの状態で始まり鬼が寝転ぶりょうとしばゆーにかまっていると、




いつの間にゆめまるが缶の所にいて蹴られる。



としみつ
「もう蹴っても意味ないぞ。」

ゆめまる
「俺は借金を貯める男だ！ゲームを無視してやる！」


とゆめまるが叫ぶと、どこからか虫さんの
借金返せ早く！！と聞こえる。


てつや
「隠れてなさいよ、ちゃんと！！」




鬼側から怒られる変な構造である。
こんなむちゃくちゃな状態が続き50分が経過する。

一応、てつやがみんなに知らせるが呑んでいる様子はない。




ラスト1分という所で…
しばゆーが盛大に嘔吐し幕を閉じた。

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