東海オンエア短編。 (ページ43)

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てつや
｢お前も貰ってたのかよ！！｣

しばゆー
｢え？｣

としみつ
｢え、てつやも？｣

虫眼鏡を除いたメンバーはざわざわしだして
みんなが貰っていた事に気付く。

お互い特別感と2人だけの内緒が欲しくてメンバーに言っていなかったようだ。

虫眼鏡
｢策士だなーー。｣

ゆめまる
｢意外と小悪魔だった？｣

てつや
｢それもそれでよし。｣

『ち、違いますよ!!
皆さんの寄せ書き、きっといっぱいになると思って……一言じゃ足りないので。』

少し照れたようにそう言うとてつやに駆け寄られ熱いハグをされる。

ぎゅーーー！

てつや
｢もーー！可愛いやつめーー！｣

しばゆー
｢あの時もそうやって説明してくれたよね。

ありがと、嬉しかったよ。｣

しばゆーがそうに言うと周りも俺もー!と笑顔で言った。Aは皆のその様子を見てさらに笑顔になった。

そして、有名元カノさっぴょんとプロラグビー選手の言葉、りょうの"お前は下衆"はもう酷いものだが

寄せ書きでページが埋め尽くされる程の出会いと思い出が詰まっている。

火の前までくると、てつやくんのメッセージもありまして…と続ける。

しばゆー
｢俺の相方はお前しかいねぇよとマジレス
Dear 小柳津。｣

てつや
｢ちょっと一回火に入ってくるわ。｣

本当にマジレスしているてつやにみんな笑っている。しかし、あの頃から10数年今も変わらず隣で笑っていられるのは考え深いものがある。

そして、寄せ書きページを開いたままそっと火にくべる。

しばゆー
｢ありがとう! 大好きでした…!!｣

炎はそっとアルバムを包み込み、端から燃えていった。