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みんなが思わずおぉー!と声を上げる中、
ちょっとちょっと止めて!!と虫眼鏡が笑いながら止めさせる。
虫眼鏡
「え?」
『え?』
虫眼鏡
「いや、こっちがえ、だよ?
僕のえ、奪わないで?」
『まだ自己紹介しかしてないですよ…』
「うん…そうなんだけどさ
僕よりかっこよくなるのやめてくんない?」
りょう
「思ってたより様になってんの、おもろいね。」
てつや
「いいねー、似合ってるねー。」
しばゆー
「これ、似合ってるね。が正解なの?
似てるねーって言うんじゃないの。」
しばゆーの発言にメンバーが笑いつつ、
Aは思ってたより好感触で小さくガッツポーズを見せて
再び動画を再生させる。
撮影場所は東海オンエアハウスの前だった。
『僕はー、その…いたずらっ子なので
皆に嫌がらせにしに行きたいと思います。』
走るような謎なポーズを決めて、玄関を開ける。
りょう
「A、おは…え?なになになに…」
虫眼鏡(A)を、初めて見たのはりょうだった。彼女がいきなり男装している様子に何となく察して笑ってしまう。
『おはようございま…おはよう。
りょうくん、今日も決まってるね。』
「虫さん、絶対そんなこと言わんよ?」
りょうに指摘され思わずふふっと吹き出してしまったが、すぐスンッと顔を戻し
『そんな事ないよ、いつも心の中では思ってたもん。』
「ふふっ…そうなんだ、ありがと。」
りょうくんと一緒にみんながいるリビングの方へ向かう。
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作成日時:2021年2月22日 8時