東海オンエア短編。 (ページ13)

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虫眼鏡の評価を下げる作戦(虫、てつ、しば、りょう) ページ13

虫眼鏡
「タイトルからして酷いじゃん、この企画。」

てつや
「まあまあまあ…」

虫眼鏡
「まあまあで宥められるような内容じゃないよ?!」

A
『成り済まししやすいですからね、しょうがないです！』

虫眼鏡の隣に座るAがニコニコして言う。
それを言った直後一瞬の間が空いた。

てつや
「……そうなんですよ！もうこれはしょうがない！！」

虫眼鏡
「ねぇ、今一瞬変な間が空かなかった？
空いたよね。」

なんの事ですか？とてつやも彼女と同じ様にニコニコする。お前のそれはいいよ、と横からりょうに叩かれる。

虫眼鏡
「おかしいですよね！
男性陣はいいにしろ…って僕が言うのもおかしいけど！！

あなた、成りすませる？」

虫眼鏡が少し笑いながらAの方に向き直る。
すると、なぜか彼女は自信満々でこくこくと頷く。

その様子に周りは若干笑いがもれる。

しばゆー
「何でか分かんないけどこの子自信満々なのよねー。」

そうそう、とてつやが笑っている。企画会議でも参加したいです、と目が訴えていた。だから渋々承諾したのだが…

りょう
「不安だな～。」

てつや
「大丈夫よー、
本人が大丈夫って言ってんだからー。」

言ってないんだよなー、とりょうが笑っている。

『まぁ、皆さんが言わんとしてることは分かります!!

でもとりあえず、映像を見てから言ってねって事ですよ!』

みんなの前にパソコンを置き、バーンと開くと同時に再生ボタンを押す。

『どうもー、こんにちは。ぼく虫眼鏡です。』

そこには、虫眼鏡が着ていそうな服を着て男装したAだった。