東海オンエア短編。 (ページ39)

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↓(全員) ページ39

｢俺はAと行きたいんだよ。
絶対楽しーもん。｣

そうに言うと嬉しそうな顔に変わる。
そうそう、その顔が好き。

『いいんですか？
ありがとうございます!!』

｢うん、約束ね。｣

りょうも嬉しそうに笑う。

｢あと、デートっていう事忘れないでね。｣

彼のその言葉に彼女は顔を赤くして照れる。
それを誤魔化すように観覧車とは反対方向を向く。

デートなんてそんな…とAが言いかけると
りょうに後ろから手を繋がれる。

｢俺はデートだと思ってるよ？｣

りょうくんの巧みな言葉でまた照れてしまう…。

へなへなと手を握られたまましゃがみ込む彼女。
後ろ姿しか見えないけど、手の温度や耳が赤くなっていて分かりやすい。

｢かわいいなーー、好きだよそういう所。｣

と縮こまっているAを抱きしめようとしたら

｢あ！りょうくん見っけ！Aちゃんもー！｣

ゆめまる達に見つかってしまった。
タイミング良すぎなのか悪すぎなのか笑ってしまう。

また、てつや達にやんや、やんやと言われ
Aは必死に言い訳してる。けれど許して貰えなかったのか今度はとしみつにお姫様抱っこされてグルグルと回転している。

ゆめまるはそれを見て笑っている。

りょう
｢ほんとに、ダメだよ？｣

ゆめまる
｢あ、ごめんごめん。
探すの遅くなっちゃって。｣

ゆめまるは見つけるの遅くなったのを謝ってくれたがそっちじゃないんだよなーと思いつつ、いいよーと言った。

まあ、デートの予約は取れたから
今度は2人きりで楽しも。