7話 ページ7
青根side
体育館の不調で珍しく朝練がなかった今日、バスで人助けをした。
伊達工出身だというその人は、花のような、とても綺麗な人だった。
俺は口数が少ない。
見た目のいかつさで人に避けられて、いつの間にか自分の方がひどい人見知りになっていた。
そんな俺を怖がることも無く、笑顔で感謝を伝えてくれた彼女に、
＿＿＿＿初めて、恋をした。
初対面でこんなに話ができる人は初めてだった。
少しずつ、少しずつ、言葉を選んで話す俺。
急かすことなく頷いて、時々ふわりと咲かせる彼女の笑顔は、初心な俺を恋に落とすのには充分すぎた。
少し口が悪くて、でも決して人の心に傷を付けるようなことは言わない。
口数の多い方らしい彼女との会話は、何とも心地の良い時間で。
『高伸くんって呼んでもいいかな…？』
と、高くない身長の彼女がこちらを見上げるから、
「なら、俺も……Aさん、で。」
なんて、普段の俺からは考えられないような事を言っていた。
三咲Aさん、花のようなあなたを助けることが出来た。
連絡先まで交換できて、
きっと今日は、いい日になる。
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しゅがー(プロフ) - 伊達工大好きガールさん» コメント見れていなくて、気付くのが遅れてしまいました……ありがとうございます！初小説、良いものに出来るよう頑張ります！ (2019年7月9日 16時) (
レス) id: 592049cd5c (このIDを非表示/違反報告)
伊達工大好きガール - しゅがーさんの小説大好きです!! 更新待ってます!! 頑張ってください (2019年7月7日 21時) (レス) id: bff625a99f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゅがー | 作成日時：2019年7月7日 11時
