“嘘”～fake～【QuizKnock】 (ページ7)

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Flower garden_fkr ページ7

色取り取りに咲き誇る花達。

花に付いている水滴が太陽の光に反射してキラキラ輝いている。

そして隣には僕の“恋人”のAちゃん。

所謂デートってやつです。

「ふくらさん！この赤い薔薇綺麗だね！」

と満面の笑みを浮かべるAちゃん。

「そうだね！」

「そう言えば、赤い薔薇の花言葉って何だっけ？」

赤い薔薇は確か...

「貴方を愛してます。だったと思う。」

「へ～、今の私の気持ちだ！」

「！？」

今の私の気持ちって事は...そういう事だよね。

「僕も、同じ気持ちだよ！」

そう返すと更にAちゃんは笑顔になった。

「ふくらさん、この花は何ていう花だっけ？」

「この花は鬼灯だったと思う。」

「鬼灯...花言葉って何だっけ？」

鬼灯の花言葉は良い意味もあるんだけど、悪い意味の方が有名だったような気がする。

「えーとね、良い意味は“自然美” “私を誘って下さい”で」

「うん。」

「悪い意味は“偽り” “誤魔化し”だったと思う。」

「...！」

一瞬Aちゃんの肩がビクってなったような気がする。

「Aちゃん？」

「え、ううん何でもない！花言葉って良い意味ばかりじゃないんだね。」

「そうなんだよね。」

「じゃあ、次あっち行こ！」

とニコニコ笑顔でそう言うAちゃん。

...さっきのは僕の気のせいだよね。と若干の不信感を抱きながらAちゃんに着いて行った。

すると帰り側に

「今日は、ありがとう！」

というお礼と、

「ふくらさんが一番好きだよ」って言われたから

僕の抱いていた不信感は消え、幸せな気持ちになっていたのだった。